住みながらのリフォームはつらい?ここが困ったと思うポイントや仮住まいが必要なケースを解説

住みながらのリフォームは、仮住まいの費用や引っ越しの手間を省ける一方で、工事期間中の生活には想像以上の負担がかかります。
キッチンや浴室が使えない不便さ、騒音や粉じん、プライバシーの問題など、「ここが困った」と感じる場面は少なくありません。
そこで本記事では、住みながらのリフォームで生じやすいトラブルとその対策や、住みながらの工事が難しい場合の仮住まい先の選び方まで詳しく解説します。
このコラムで分かること
- 住みながらのリフォームでは、水回りの使用制限や騒音・粉じん、プライバシーの問題など生活面の負担が大きいため、事前の準備と対策が欠かせません。
- 仮住まい費用や引っ越しの手間を抑え、生活リズムを維持できる点が住みながらのリフォームならではのメリットですが、工事範囲や家族構成によって向き・不向きが分かれます。
- フルリノベーションなど工期が3ヶ月以上に及ぶ大規模工事では、仮住まいが必要となるので、ホテル・マンスリーマンション・親族宅など、工期に応じた選択肢を早めに検討しましょう。
Contents
住みながらのリフォームで「ここが困った」と感じやすい点と対策

住みながらリフォームを進める場合、工事期間中の生活には想像以上の負担がかかります。
ここでは「ここが困った」とよく聞かれるケースをいくつか確認していきましょう。
キッチンが使えず食事の準備が大変
住みながらキッチンをリフォームする場合、シンクやコンロが一時的に使えなくなる期間が発生します。
簡易的な調理スペースを確保しても、火を使う調理や後片付けに手間がかかり、毎日の食事作りが負担になりかねません。
「コンビニやスーパーのお惣菜に頼るしかない」と、栄養バランスを保った食事が難しい場合もあります。
対策としては、リフォーム期間を「調理を極力減らす期間」と割り切り、事前に準備をしておくことが効果的です。
- 工事が始まる前に作り置きできる料理を多めに作り、冷凍保存しておく
- 仮設の調理スペースには、電気鍋やホットプレート、電子レンジなど「火を使わない」調理器具を用意しておく
- ワンプレートで完結する炊き込みご飯や蒸し料理などを取り入れる
上記のような工夫で、キッチンが使えない期間も乗り越えましょう。
お風呂・トイレが使えず、普段どおりに暮らせない
浴室やトイレの工事期間中は、近隣の銭湯や公共施設を利用しなければなりません。
特に冬場は移動の負担が大きく、体調管理にも気を配る必要があります。
トイレが1つしかない住宅では、仮設トイレの設置や近隣施設の利用計画を事前に立てておくと安心です。
また、近隣に銭湯や温浴施設がない地域では、レンタル可能な簡易シャワーユニットを用意できるか業者に確認するほか、ウェットティッシュ・ドライシャンプーなどの清拭用品を準備するなど、入浴できない日でも最低限の衛生管理を行いましょう。
騒音・振動・職人の出入りで落ち着かない
解体作業や設備の取り付けでは、想像以上の騒音や振動が発生するため注意が必要です。
在宅時間が長い人ほど、その音や振動を身近に感じやすく、精神的な疲労につながることもあります。
また、職人が頻繁に出入りするため、「家にいてもプライバシーが保てずリラックスできない」と感じる人も少なくありません。
対策としては、作業時間帯を事前に共有してもらい、静かな時間を確保できるよう調整しましょう。
可能であれば、在宅ワークが必要な時間帯には外出するのも効果的です。
粉じんやにおいが広がり、掃除・衛生面が気になる
解体や塗装作業では、細かな粉じんや塗料のにおいが室内に広がりやすい点にも注意しましょう。
防じんシート(養生シート)で対策していても、隙間から粉じんが入り込み、家具や家電にホコリが積もることはめずらしくありません。
アレルギー体質の人や小さなお子さまのいる家庭では、健康面への影響を心配する声も多く聞かれます。
対策としては、空気清浄機の活用や換気を工夫するほか、作業のあいだは寝室や子ども部屋のドアをしっかり閉め、必要に応じて防じんテープで塞ぐなど、粉じんが広がりやすいエリアを最小限に抑えるのも有効です。
においの強い塗料を使う日は数時間だけ外出するなど、体調に合わせた対策を組み合わせるのも一つの手段です。
荷物や家具の移動先がなく生活スペースが狭くなる
工事箇所の荷物や家具を一時的に別の部屋へ移動する必要があり、住宅全体が手狭になりがちです。
生活空間が圧迫されることで、家族間のストレスが増えることも想定されます。
収納スペースが足りない場合はトランクルームを一時的に利用したり、使用頻度の低い季節用品などを段ボールにまとめて実家や知人宅に預けたりすることで、居住スペースの圧迫を軽減しましょう。
在宅勤務やオンライン会議に支障が出る
工事中の騒音や振動は、在宅勤務やオンライン会議に影響を与えることがあります。
集中力が必要な作業も中断されやすく、「仕事の生産性が下がってしまう」と感じる人もめずらしくありません。
工事のスケジュールを事前に共有してもらい、コワーキングスペースなどをうまく活用しましょう。
ペットにストレスがかからないか心配
住みながらのリフォームを進める場合、慣れない音や職人の出入りに対し、ペットが強いストレスを感じることもあります。
一時的にペットホテルへ預けたり、工事エリアから離れた部屋にケージを設置したりなど、できる限りストレスを感じさせない対策が必要です。
ペットの様子を日々確認し、体調変化に気を配ることも忘れないようにしましょう。
鍵を預けることや防犯面に不安がある
日中に職人が出入りするため、鍵の管理や貴重品の保管に不安を感じる人も少なくありません。
信頼できる業者を選ぶことはもちろん、貴重品は工事エリアから離れた場所に保管しておくと安心です。
留守中の作業が必要な場合は、鍵の受け渡し方法や作業記録の確認方法について、事前にリフォーム業者と取り決めておきましょう。
外食・コインランドリー・入浴施設などの出費が増える
リフォームでキッチンや浴室が使えない期間は、外食やコインランドリー、銭湯などの利用が増え、想定外の出費がかさみます。
工期が長引くほどこういった費用は積み重なっていくため、「思っていたよりもお金がかかってしまった」と不満に思うことも考えられます。
リフォーム予算を立てる際には、工事費用だけでなく、生活費の増加分も見込んでおくと安心です。
工期の延長や想定外の追加工事で疲れてしまう
住みながらのリフォームを進める際、解体してみてはじめて分かる劣化や構造上の問題により、工期が延びるケースも少なくありません。
予定していた生活の不便さが長引くと、ご家族の疲労やストレスも蓄積していきます。
追加工事が必要になった場合は、費用や日程の変更について早めに業者と相談し、見通しを共有してもらうことで心の負担を減らしましょう。
また、ご家族でちょっとした息抜きの時間を意識的に作ることも、長引く工事期間を乗り越えるうえで大切なポイントです。
ライズクリエーションでは、リフォーム・リノベーションの設計、施工、資金計画、工事後のアフターサポートまで提供しています。
「こんな場合はどうしたら……」というお悩みもお気軽にご相談ください。
安心かつ満足度の高いリフォーム・リノベーションを実現いたします。
住みながらのリフォームならではのメリット

住みながらのリフォームでは「ここが困った」と言われるポイントも多いですが、メリットも少なくありません。
住みながらのリフォームならではの主なメリットは次の5点です。
仮住まいの家賃や引っ越し費用を抑えられる
住みながらのリフォームでは、工事期間中も自宅で生活できるため、仮住まいの家賃や敷金・礼金、光熱費などを負担せずに済みます。
また、家財を一時的な住まいへ運ぶ引っ越し費用や、工事完了後に戻るための費用もかかりません。
工事内容によっては家具の移動やトランクルームの利用費が発生することもありますが、仮住まいを用意する場合と比べると、総費用を抑えられる可能性があります。
予算を設備や内装のグレードアップに充てやすい点も魅力です。
仮住まい探し・荷造り・荷ほどきの手間がない
住みながらのリフォームであれば、仮住まいの物件探しや引っ越しにかかる手間もかかりません。
仮住まいを利用する場合、希望の立地や広さ、入居可能な時期に合う物件を探し、手続きを進める必要があります。
さらに、生活に必要な荷物を選別して梱包し、移転先で荷ほどきをした後、工事完了後には再び同様の作業が必要です。
一方で住みながらのリフォームなら、こうした物件探しや二度の引っ越しに伴う負担を減らせます。
工事箇所の周辺にある家具・荷物の移動は必要となるものの、仮住まいを用意するほどの大がかりな準備は避けやすいのが魅力です。
通勤・通学・通院など、普段の生活リズムを維持しやすい
自宅に住みながらリフォームを進めれば、通勤・通学の経路や所要時間、かかりつけの病院なども変えずに生活しやすい点もメリットです。
仮住まいを用意する場合、仮に遠方になってしまうと、移動時間の増加や送迎の調整、地域のサービスを利用しにくくなるといった影響が生じることがあります。
一方、住みながらのリフォームでいつもの環境を維持できることは、特に小さなお子さまや高齢のご家族がいる世帯にとって、心身の負担を軽減する大きな安心材料です。
生活リズムを大きく崩さずに工事期間を過ごせる点は、住みながらのリフォームならではの大きな強みといえます。
工事の進捗や施工状況を自分の目で確認できる
住みながらのリフォームでは、現場の近くで過ごすため、工事がどのように進んでいるかを日常的に確認しやすいことがメリットです。
解体後の状況や下地処理、設備の設置状況などを見て、気になる点があれば早めに担当者へ相談できます。
完成後にまとめて確認するよりも、工程ごとに認識のずれを防ぎやすいのは魅力ですが、作業エリアには無断で立ち入らず、見学や確認の方法はリフォーム業者の指示に従いましょう。
慣れた住環境のためご家族やペットの負担を軽減しやすい
住みながらのリフォームなら、住所や近隣環境、普段の生活圏を変えずに過ごせるので、ご家族にかかる精神的な負担を抑えやすくなります。
仮住まいへ移動する場合、環境の変化に敏感な小さなお子さまや高齢のご家族、ペットにとって大きなストレスになるケースもあるためです。
しかし、先の章でも述べた通り、工事中は騒音・振動・人の出入りが発生するため、その点においては精神的な負担がかかる恐れがあります。
工事範囲の隔離や、ペットの一時預け先の検討といった配慮は欠かせません。
住みながらのリフォームがおすすめのケース/おすすめできないケース

「住みながらのリフォームを選ぶべきか、仮住まいを確保すべきか迷う」とお悩みの場合、以下のどちらに該当するか確認してみましょう。
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住みながらのリフォームがおすすめ |
仮住まいがおすすめ |
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住みながらのリフォームは、工事範囲が限定的であり、生活に必要な設備や居住スペースを十分に確保できる場合に向いています。
一方、生活インフラが長く止まる工事や、騒音・粉じんが大きい大規模工事では、仮住まいを検討しましょう。
例えば、こちらの戸建てフルリノベーションの事例のように、家全体を大幅に改修する場合は、住みながらのリフォームは難しくなります。

Before

After
〈関連ページ〉茨城県つくば市戸建てフルリノベーション|費用と事例紹介
ちなみに、このフルリノベーションの工期は3.5ヶ月です。
戸建て全体をリフォームする場合、3ヶ月~半年ほどはかかるケースが多く、基本的には仮住まい先が必要になる可能性が高いと押さえておきましょう。
こちらの記事では、一戸建てフルリフォームについて詳しく解説しています。
〈関連ページ〉一戸建てフルリフォームの費用相場|補助金やコストダウンのポイントも解説
〈関連ページ〉【ビフォーアフター】戸建てフルリノベーション事例|メリット・デメリットや建て替えとの比較も解説
住みながらリフォームできるのか、あるいは仮住まいした方が良いのか決めかねる場合は、プロによる判断とサポートが重要です。
ライズクリエーションでは、多くのリフォーム・リノベーション実績をもとに、最適なプランを提案いたします。
茨城県でリフォームを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
施工エリアは、石岡市・かすみがうら市・土浦市・阿見町・美浦村・稲敷市・龍ケ崎市・牛久市・つくば市・つくばみらい市・守谷市・取手市・利根町・河内町です。
住みながらのリフォームが難しい場合の仮住まい先

工期が長くなる、水回りがしばらく使えない、など、住みながらのリフォームが難しい場合、仮住まい先を用意しなければなりません。
リフォーム中の仮住まい先として候補になるのは、主に以下の5パターンです。
| 仮住まいの種類 | 適した期間 | 特徴 |
| ホテル・旅館 | 数日〜1週間程度 | 生活必需品が揃い、清掃サービスも利用可能 費用は割高 |
| ウィークリーマンション | 1週間〜1ヶ月程度 | 家具・家電付きで即入居可能 賃貸契約が簡単 |
| マンスリーマンション | 1ヶ月〜3ヶ月程度 | 家具・家電付きですぐ生活を開始できる 数ヶ月以上滞在すると一般賃貸より割高になる場合がある |
| 短期契約賃貸住宅 | 3ヶ月〜半年以上 | 賃料はマンスリーより割安 工期が長いほど総額を抑えやすい場合がある 敷金・礼金などの初期費用が発生 |
| 親族宅 | 期間を問わず費用面を重視する場合 | 費用を大幅に抑えられる 生活リズムや家事分担など費用以外の配慮が必要 |
それぞれで適した仮住まい期間が異なるので、工期に合わせて無理なく利用できる場所を探しましょう。
リフォーム中の仮住まい先について詳しく知りたい方は、こちらの記事もごらんください。
〈関連ページ〉リフォーム中はどこに住む?仮住まいの選び方・費用相場・費用の抑え方まで解説
住みながらのリフォームに関するよくある質問

最後に、住みながらのリフォームに関連したよくある質問にお答えします。
Q1.住みながらのリフォームは、どのくらいの工事期間なら現実的ですか?
A.トイレや洗面台の交換、内窓設置などの短期間で完了する工事であれば、住みながらでも無理なく進められます。
一方、水回りを同時にリフォームする場合や、間取り変更を伴う大規模な工事では、生活への負担が大きくなるため、仮住まいを検討しましょう。
Q2.水回りが同時に使えなくなる場合、どう対応すればよいですか?
A.キッチン・浴室・トイレを同時にリフォームする場合は、生活への影響が大きいため、時期をずらして工事を行うか、仮住まいの利用を検討しましょう。
難しい場合は、簡易調理器具の準備や近隣の入浴施設の利用について、事前に計画を立てておくことをおすすめします。
Q3.小さな子どもや高齢の家族がいる場合でも、住みながらのリフォームは可能ですか?
A.可能ですが、粉じんや騒音、生活スペースの制限による影響を受けやすいため注意しましょう。
工事エリアをしっかり隔離し、体調管理に配慮しながら進めることが重要です。
体調面の配慮がより必要な場合は、仮住まいの検討も選択肢に入れてください。
Q4.リフォーム中の生活費の増加は、どの程度見込んでおくべきですか?
A.外食やコインランドリー、入浴施設の利用が増えるため、工事費用に加えて生活費の増加分も予算に組み込んでおくと安心です。
工期が長引くほど費用も積み重なるため、事前にリフォーム業者と工期の見通しを確認しておきましょう。
Q5.住みながらのリフォームか仮住まいか、判断に迷う場合はどうすればよいですか?
A.工事範囲が限定的で、生活に必要な設備やスペースを確保できる場合は住みながらのリフォームが向いています。
一方、フルリノベーションなど大規模な工事や水回りの長期停止が伴う場合は仮住まいが適しています。
判断に迷う際は、リフォーム業者に相談し、工期や生活への影響をふまえたアドバイスをもらいましょう。
まとめ
住みながらのリフォームは、仮住まい費用や引っ越しの手間を抑えられ、生活リズムを維持しやすい点が大きな魅力です。
一方で、水回りが使えない不便さや騒音・粉じん、プライバシーの問題などもあり、事前の対策が欠かせません。
工事範囲が限定的で生活スペースを確保できる場合は住みながらの工事がおすすめですが、フルリノベーションなど大規模工事では仮住まいの検討が必要です。
「住みながらのリフォームで問題ないか」「仮住まいを用意するべきか」とお悩みの際には、リフォームのプロに相談しましょう。
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