【間取り事例】団地リノベーションとは｜マンションとの違いとメリット ・デメリット・費用相場を解説

「リノベーションで団地をどう変えられるのか？」や「マンションとの違いは何か？」などの疑問を感じているのではないでしょうか。

団地のリノベーションには独自のメリット・デメリットがありますが、しっかりとした知識を持って選ぶことで理想の住まいを手に入れることが可能です。

そこで今回は、茨城県を中心に地域に密着したリフォーム・リノベーションを行う「ライズクリエーション」が、実際の事例やメリット・デメリット、マンションとの違い、費用相場について解説します。

 

団地とマンションの違い｜リノベーションに適した住まい選び

団地とマンションは、どちらも集合住宅という点では似ていますが、実は構造や居住環境に大きな違いがあります。

団地とは｜計画的に建てられた共同住宅

団地は、計画的に建設された複数の住宅が集まる集合住宅で、主に自治体や企業によって運営されています。

住環境や地域コミュニティが充実していることが特徴です。

団地の主な特徴
建物構造：壁式構造が多く、間取り変更に制限があることが一般的です。 周辺施設：公園や商店街などが併設されていることが多く、地域住民とのつながりを感じやすいです。 立地：郊外に多く、緑地や自然に囲まれたエリアも豊富です。

 

マンションとは｜耐震性に優れた集合住宅

マンションは耐震性や防音性が高く、都心部に多く見られます。

セキュリティ設備も充実しており、快適で安心な暮らしを送れます。

マンションの主な特徴
建物構造：鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートなどの丈夫な構造です。 共用設備：オートロックや監視カメラ、ジムなどの設備が充実しています。 立地：都市部に位置する物件が多く、交通アクセスや商業施設へのアクセスが良好です。

 

リノベーションを行う際の団地とマンションの違い

リノベーションに際しては、建物の構造や共用部分の条件が影響します。

団地とマンションそれぞれに異なる特徴があるため、以下のようにリノベーションにおける制約も異なります。

特徴	団地リノベーション	マンションリノベーション
構造	取り壊せない壁があることが多い。	間取り変更の自由度が比較的高い。
移動・搬入	エレベーターがない場合が多く、家具の搬入や移動に注意が必要になる。	多くのマンションにエレベーターがあり、家具搬入がしやすい。

 

団地リノベーションのメリットとデメリット｜知っておきたいポイント

団地リノベーションには多くのメリットがありますが、同時に古い物件特有の制約も存在します。

ここでは、団地リノベーションのメリットとデメリットを解説していきます。

【メリット①】リーズナブルな価格で実現する理想の住まい

団地リノベーションの大きな魅力は、価格面でのメリットです。

中古マンションに比べて物件価格が安く、ご予算にゆとりを持たせやすい点が人気の理由です。

価格面でのメリット
中古マンションより安く購入でき、リノベーション予算が確保しやすいです。 UR賃貸住宅なら、礼金や仲介手数料、更新料が不要で負担が軽減できます。 DIYやセルフリノベーション向けの物件も多く、個性的な住まいを実現可能です。

 

【メリット②】安心の耐震性で長く住める住環境

多くの団地は耐震補強工事が施されており、耐震性が高いです。

また団地の多くは、壁全体で建物を支える「壁式構造」という丈夫な構造が用いられています。

耐震性に関するメリット
壁式構造が多く、地震に強い安心設計です。 阪神・淡路大震災や東日本大震災でも、壁式構造の団地は被害が少なかったという実績もあります。 耐震補強済みの物件が多く、安全性が確保されています。

 

【デメリット①】間取り変更の制約がある

団地の多くは「壁式構造」で建てられており、間取り変更に制限があることがデメリットの1つです。

そのため、希望通りのリノベーションができない可能性があります。

【デメリット②】エレベーターがない場合がある

築年数が経過した団地では、5階建てでもエレベーターがない物件も多く、家具の搬入や高齢者にとって不便な点がデメリットとして挙げられます。

また、古い物件の場合、共用部分の劣化も気になる点です。

成功事例に学ぶ｜団地リノベーションのおすすめ間取りとデザインアイデア

ここでは、ライズクリエーションが手掛けた成功事例をもとに、団地ならではのおすすめの間取り変更やデザインアイデアを紹介します。

対面式キッチンで広がる家族の会話

こちらは、築30年超のマンションをリノベーションした事例です。

こちらの物件は、リノベーションにより現代的な住まいへと生まれ変わりました。

リノベーションのポイント
和室から洋室へ変更：畳の和室を洋室に変更し、広く開放的な空間を実現しました。 ウォークインクローゼットの設置：ウォークインクローゼットを追加し、収納力を向上しました。

 

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リノベーションで実現した和モダン空間

こちらのリノベーションでは、リビングと隣接する和室を一体化させ、開放感のあるLDKを実現しました。

和のテイストを活かしたデザインも取り入れ、和モダンな雰囲気が特徴です。

リノベーションのポイント
和室の一体化：和室とLDKを一体化させたことで、16.6帖の広々としたリビングダイニングが実現しました。 ナチュラルで明るい空間：和の雰囲気を強調しつつ、現代的なデザインを意識しています。

 

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高級感あるマンションリノベーション

こちらは、築年数を感じさせる3LDKの間取りを大胆に改装し、モダンで高級感のある住まいを実現したリノベーション事例です。

リノベーション前のキッチンはふるさが目立ちましたが、リノベーション後は高級感あるキッチンへと生まれ変わりました。

リノベーションのポイント
和室から洋室への変更：和室をリビングの一部として取り込むことで、広々とした開放感のある空間を実現しました。 水回りの全面リフォーム：キッチンやバスルームも一新し、最新設備で暮らしやすい環境を実現しました。

 

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マンションの間取り変更に興味がある場合、具体的な成功事例が参考になります。

以下の関連コラムでは、マンションリノベーションの間取り変更に関する実例と注意点について詳しく解説しています。

【関連コラム】【実例で学ぶ】マンションの間取り変更リフォーム┃5つの成功事例と注意ポイント  

団地リノベーションの費用と工期｜コストを抑えるポイントも

団地リノベーションを考える際、費用や工期を事前に把握しておくと安心です。

ここでは、費用相場や工事の工程と、費用を抑える方法を紹介します。

※ここで紹介する費用や工期はあくまで目安です。実際のリノベーション費用や工期は、物件の状態・施工内容によって異なる場合があります。

団地リノベーションの費用相場

団地のリノベーション費用は、部屋の広さや使用する素材によって大きく変動します。

フルリノベーションの場合、700万円から1,200万円が相場で、50㎡程度なら500万円台から始められる場合もあります。

以下は、主要な工事内容ごとの費用相場です。

• フローリング交換：100〜150万円
• キッチン：80〜250万円
• 浴室：70〜150万円
• トイレ：20〜40万円

以下のコラムでは、マンションのフルリノベーションにかかる費用の目安や工期の流れについて詳しく解説しています。

【関連コラム】マンション・フルリノベーションの費用相場・工期目安は？

リノベーションの工期と計画

一般的に団地のリノベーションには、設計と工事でそれぞれ2カ月程度を要します。

フルリノベーションの場合、全体で4カ月ほどかかることが多いですが、工事の内容によってはさらに長引くこともあります。

主な工事内容とその工期は以下の通りです。

• キッチン・トイレ：1〜3日
• 浴室：2〜3日
• 間仕切り壁の増設・撤去：4〜10日

費用を抑えるための工夫

リノベーション費用を抑えるには、優先順位を明確にして、必要な箇所から優先的に進めることがポイントです。

また、以下の方法も効果的です。

• 地元の施工会社に依頼：広告費用が少なく、コストを抑えられる可能性が高いです。
• 補助金や減税制度の活用：バリアフリー化や省エネリフォームは補助金の対象になることが多いです。

下記のコラムでは、どのような工事が補助金対象となるのか、申請方法、手続きの注意点について詳しく解説していますので、計画を立てる際にぜひ参考にしてください。

【関連コラム】リフォーム＆リノベーション補助金2024年版｜いつから、どんな工事が対象になるのか解説

リノベーションで失敗しないためのチェックポイントと注意点

団地リノベーションを成功させるためには、入念な準備と計画が不可欠です。

ここでは、よくある失敗例をもとに、注意点を詳しく解説します。

間取り変更の制限を確認する

団地の多くは壁式構造で、耐力壁を撤去できない場合があります。

このため、間取り変更に制約が生じることがあるため、購入前に確認が必要です。

耐震性と管理状況の確認

古い団地では耐震性が不足しているケースもあります。

特に旧耐震基準で建てられた物件は、耐震診断や大規模修繕履歴を確認することが大切です。

共用部分のリノベーション制限に注意

団地では、ベランダや玄関ドアなどの共用部分は、原則としてリノベーションできません。

そのため希望の工事ができるかどうか、事前に確認しておきます。

水道やガスなどのインフラの確認

築年数が経過した団地では、インフラ設備が劣化していることがあります。

特に、水道の味やガスの供給に不満が出るケースも少なくありません。

まとめ

団地リノベーションは、手頃な費用で個性的な住まいを実現できる点が大きな魅力です。

しかし、間取り変更の制約や共用部分の制限など、特有の注意点もあります。

事前に物件の構造や管理規約を確認し、工事内容に応じた計画を立てることが成功の鍵です。

リノベーションの詳細な相談や見積もりをご希望の方は、ライズクリエーションにぜひお気軽にお問い合わせください。

ライズクリエーションでは、お客様のライフスタイルやご希望に合わせたリフォームプランをご提案しています。

熟練のスタッフが、設計から施工まで丁寧に対応し、居心地の良い機能的な空間を実現します。