「部屋を増やすリフォーム」のアイデアと成功ポイント|注意点・DIYできるのかも解説
部屋を増やすリフォームは、ご家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、住まいをより暮らしやすくするために取り入れたい工事です。
新しい部屋が増えることで、家族間のプライバシーが確保できたり、趣味のスペースやワークスペースを作れたりと暮らしやすさが向上します。
ただし、リフォームを成功させるためには、スペースの有効活用や建物の構造的な制約、そして予算管理などをクリアする必要があります。
そこでこの記事では、部屋を増やすリフォームのアイデアや成功ポイントについて詳しく解説します。
- リフォームで部屋を増やすことができるのか、一戸建て・マンションで選択肢が変わることを解説します。
- 部屋を増やすリフォームのアイデアと成功ポイントをご紹介します。
- DIYで部屋を増やすリフォームができるのかを解説します。
- 部屋を増やすリフォームの注意点も、合わせてご確認ください。
Contents
リフォームで部屋を増やすことはできるのか
部屋を増やす方法は複数あり、構造や物件の種類によって工事の方法が異なります。
まずはじめに、一戸建て・マンションに分けて、リフォームの選択肢について解説します。
一戸建ては間取り変更または増築
木造一戸建てのリフォームで部屋を増やすことは可能です。
一戸建て住宅の場合、部屋を増やす場合には主に2つの方法があります。
- 間取り変更で、現状のスペースを再配置して新しい部屋を作る方法
- 増築で、家の外に新しいスペースを追加する方法
下記は、一戸建て住宅の間取り変更・増築をする際のポイントです。
【一戸建て】間取り変更・増築のポイント |
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マンションは間取り変更
マンションのリフォームで部屋を増やすことは可能です。
ただし、一戸建てのように増築で部屋を増やすことはできないため、主に間取り変更で対応します。
下記は、マンションで間取り変更をする際のポイントです。
【マンション】間取り変更のポイント |
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マンション特有の制約として、構造壁や配管の位置などの変更に制限がある可能性があるため、専門家と相談しながら慎重に進める必要があります。
部屋を増やすリフォームアイデア5選
部屋を増やすリフォーム方法は複数あり、それぞれメリット・デメリットがあります。
そのため、既存の住まいの構造や状況、予算や目的に合わせて選ぶことが重要です。
この章では、部屋を増やすリフォームアイデアを5つご紹介します。
壁をつくる
部屋を分ける、LDKの一部を個室にするなど、壁を作って部屋を増やす方法です。
防音性やプライバシー性が高い一般的な個室を増やせるのがメリットですが、可変性はないため、動線の悪化や圧迫感などに注意してプランニングする必要があります。
間仕切りで部屋を増やした際に窓が無い部屋ができる場合は、窓を新設しましょう。
また、照明やコンセントがない場合も新規電気配線が必要になるため注意が必要です。
可動式間仕切りを設置する
広いリビングの一部を、可動式の間仕切りで個室にする方法です。
利用シーンに合わせて個室・オープンを切り替えられるのがメリットですが、防音性や断熱性が低く、居室には向かない可能性があります。
一時的にワークスペースやキッズスペースにしたい、客間を設けたい場合などに役立ちます。
リノベーションで間取り変更する
住まい全体の間取りリノベーションで、新しく部屋を増やす方法です。
マンションや増築できない戸建てでも部屋を増やせる可能性があるアイデアで、間取り変更とともにインテリアも一新できます。
リビングや個室を少しずつ小さくしたり、廊下を省いたりしてスペースを生み出せば、無理なく部屋をつくることも可能です。
動線や採光性・防音性なども考慮して、レイアウトを決められる自由度の高さは魅力ですが、住まい全体の工事になるため、費用相場は高めになります。
こちらの記事でも、フルリノベーションの費用相場を詳しく解説しています。
工期の目安やコストダウンのアイデアも参考になさってください。
【関連コラム】マンション・フルリノベーションの費用相場・工期目安は?
【関連コラム】一戸建てフルリフォームの費用相場|補助金やコストダウンのポイントも解説
増築する
一戸建て住宅で増築が可能な場合は、比較的部屋を増やしやすく間取りの自由度も高くなります。
下記は、一戸建てで増築する際のポイントです。
【一戸建て】増築する際のポイント |
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費用目安は、1坪あたり60~100万円前後とほかの方法より高額になる可能性があります。
増築できるかや費用目安を詳しく知りたい方は、リフォームのプロに相談するのが安心です。
サンルームを部屋にする
敷地やベランダにサンルームを設置して部屋にするのも1つのアイデアです。
本格的な増築より費用を抑えられ、手軽に部屋を増やせるのがメリットで、室内にいながら屋外の開放感を住まいに取り込めます。
ただし、夏場はかなり暑くなるため、寝室や子ども部屋には向いていません。
ガーデニングスペース・趣味スペース・洗濯物の室内干しスペースなどに使用するのがおすすめです。
吹き抜けを部屋にする
一戸建てで吹き抜けがある場合、床をつくって部屋を増やせる場合があります。
ほかの部屋の床面積を圧迫せず、増築もせずに部屋を増やせるのがメリットです。
ただし、下の部屋の天井が低くなり、圧迫感が出ることもあります。
また、上下階の音の問題にも配慮が必要です。
リフォームで部屋を増やすときのポイント
どのような方法でも、リフォームで部屋を増やすのは難易度が高く、失敗しやすいポイントも多いのは事実です。
リフォームで部屋を増やすときのポイントに注意して、失敗や後悔を防ぎましょう。
部屋の用途を明確にする
増やす部屋の用途によって、適切なレイアウトやリフォーム方法が変わります。
子ども部屋・主寝室・書斎など、部屋を増やしたらどのように使うのか明確にしてから具体的な計画を立てるのがリフォーム成功への近道です。
動線をシミュレーションする
新しく部屋を増やすことで、住まい全体の動線が変わる可能性があります。
家事・生活に関する動線を1つずつシミュレーションすることが重要です。
家事動線、生活動線の意味をおさらいし、ご家族構成やライフスタイルに合わせてシミュレーションしましょう。
家事動線 | 家事を効率的に行うための動きを考慮した移動経路のことで、キッチン・ランドリースペース・収納スペースなど、無駄のない動きで家事が行えるよう設計することが重要。 |
生活動線 | 日常生活の中で、人が家の中を移動する際の経路のことで、玄関からリビング・ダイニング・寝室・洗面所など、無駄なくスムーズに動けることが重要。 |
採光性を確認する
間仕切りなどで部屋を増やす場合は、窓の位置や採光を確認しましょう。
窓がなかったり、窓から遠かったりと、自然光が入らない部屋ができてしまうと家全体が暗くなる可能性があります。
また、増やした部屋だけでなく元の部屋が暗くなることも考えられるため、図面の確認ではでは分からない盲点も考慮しましょう。
防音性に注意
せっかく部屋を増やしても、音問題に悩まされてはストレスが溜まってしまいます。
新しく増やした部屋と、既存の間取りの防音性にも注意が必要です。
例えば、LDKの一角を子ども部屋にした場合、テレビや話し声が気になるケースもあります。
部屋を増やす場所、使用目的などもふまえて位置関係にも注意しましょう。
マンションは管理規約を確認
マンションは、管理規約でリフォーム・リノベーション内容が制限されていることもあります。
計画前によく確認し、ご自身で判断できない項目がある場合は、専門業者に相談すると安心です。
リフォーム・リノベーションの場合は管理組合や理事会の許可が必要なため、着工までに時間がかかることもあります。
スケジュールに余裕を持って、プランニングしてもらいましょう。
DIYで部屋を増やすことは可能か
最後に、この章ではDIYで部屋を増やせるのかについて解説します。
DIYは不可能ではありませんが、下記のようなデメリットや危険も伴うため慎重に検討しましょう。
DIYで部屋を増やす際の注意点 |
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部屋を増やしつつ、暮らしやすくリフォームしたい場合は、実績が豊富な専門店に相談することをおすすめします。
まとめ
部屋を増やすリフォームによって、生活空間に余裕が生まれたり、新たな用途で使用できるスペースができ暮らしが豊かになったりと多くのメリットがあります。
一方で、採光や音問題など考慮すべき点も多くあるため、部屋を増やすリフォーム計画は慎重に進めましょう。
これらの注意点をよく理解し、施工できる知識と実績豊富な専門業者に依頼すれば、安心して任せることができます。
部屋を増やすリフォームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ライズクリエーションは、お客様のご希望やご予算に合わせたおしゃれなリノベーションのご提案が可能です。
ご自宅の状況や理想のイメージに合わせて、お部屋を増やすリノベーションをご提案いたします。
お客様の夢を叶える理想の住まいを創り上げるために、まずはお気軽にお問い合わせください。