リフォーム&リノベーション補助金2024年版|いつから、どんな工事が対象になるのか解説
この記事では、2024年にリフォーム・リノベーションで使える補助金や助成金制度について解説します。
住宅系の補助金は種類が多く、公式サイトを見ても、どの制度を使えるのか分かりにくいですよね。
そこで今回は、どんなリフォームとリノベーションが対象になり、いくらぐらい補助金を受けることができるのか分かりやすくまとめていきます。
いつから申請・着工できるのか、手続時の注意点なども解説しますので、ぜひリフォーム・リノベーション計画にお役立てください。
※本記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています。受付状況などは変更になる可能性がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。
- 補助金を活用することで、リフォーム・リノベーションの費用を最大20~200万円節約できる可能性があります。
- 自治体独自のリフォーム補助金、介護保険、住宅ローン減税なども、併せて活用しましょう。
Contents
どんなリフォーム・リノベーションが補助金の対象?
まずは、どんなリフォームやリノベーションで補助金を使えるのか、対象工事を大まかに把握しておきましょう。
工事種類 | 活用できる補助金制度 |
断熱改修 | 子育てエコホーム支援事業 |
窓断熱リフォーム | 子育てエコホーム支援事業 |
給湯器リフォーム | 給湯省エネ2024事業 |
お風呂リフォーム | 子育てエコホーム支援事業 |
キッチンリフォーム | 子育てエコホーム支援事業 |
トイレリフォーム | 子育てエコホーム支援事業 |
バリアフリーリフォーム | 子育てエコホーム支援事業
介護保険 |
補助金の対象になる工事は上記のようにさまざまな種類があります。バリアフリーリフォームの介護保険は補助金ではありませんが、介護が必要なご家族が居る場合に利用できるケースがあります。
特にフルリフォーム・リノベーションでは、対象となる工事を含む可能性が高いので、積極的に補助金活用を検討してみましょう。
リフォーム・リノベーションの補助額はいくら?
実際に補助金を利用してリフォームやリノベーションをする場合、補助額の上限は制度によって変わります。
いくらぐらい補助金を受けることができるのかチェックしておきましょう。
補助金制度 | 補助額の上限 |
子育てエコホーム支援事業 | 20~60万円/戸 |
先進的窓リノベ2024事業 | 200万円/戸 |
給湯省エネ2024事業 | 8~18万円(設置機器によって変動) |
介護保険 | 支給限度額20万円の9割(18万円) |
2024年の全国共通のリフォーム・リノベーション補助金制度は、上記の3種類です。
それぞれ工事内容や申請する方の属性によって補助額の上限が変動しますが、数十万円~200万円とかなり大きな金額になっています。
補助額の計算は、工事する場所や導入する設備の仕様によって変動します。補助金名のリンク先で詳しく解説していますので、そちらもチェックしてみてください。
2024年の補助金申請はいつからいつまで?
リフォーム・リノベーションの補助金制度は、受付開始~締め切りのタイミングもしっかり把握しておく必要があります。
補助金制度 | 交付申請期間 |
子育てエコホーム支援事業 | 2024年3月中下旬~予算上限に達するまで
(遅くとも2024年12月31日まで) |
先進的窓リノベ2024事業 | |
給湯省エネ2024事業 |
上記補助金の交付申請期間は共通で、2024年3月中旬からスタートです。締め切りは予算上限に達するまでで、申し込みが多いと早めに受付終了する可能性があります。
実際、2023年度のこどもエコすまい支援事業は、2023年9月28日に予算上限に達し受付終了となっています。補助金がいつまで受け付けしているかは制度によって異なりますので、なるべく早めに見積もりや工事計画を立て、申し込みをしておくことが大切です。
【番外編】自治体の補助金制度
ここまでご紹介したのは、国が運営している全国共通の補助金制度ですが、自治体独自の補助金が使えるケースもあります。
例えば、東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」では、窓断熱リフォームや高効率給湯器の設置などが補助金の対象となります。
また、各市町村も独自の補助金制度を用意していることがあります。茨城県の例をいくつか挙げてみましょう。
市町村/補助金制度 | 対象工事 |
水戸市/水戸市安心住宅リフォーム支援補助金 | 住宅の安全性、耐久性または居住性を向上させるために行う改修工事 |
日立市/空き家利活用リフォーム補助金 | 空き家の屋根、外壁、居室、台所、玄関、階段、廊下、トイレ、浴室等のリフォーム工事 |
石岡市/石岡市危険ブロック塀等撤去補助事業 | 危険ブロック塀等の撤去工事 |
結城市:戸建て木造住宅耐震改修費補助金交付事業 | 木造住宅の耐震改修工事又は建替え工事 |
上記のように、屋内・屋外のリフォーム・リノベーション、耐震改修など、さまざまな工事が補助金の対象になる可能性があります。自治体独自の補助金制度は、国の補助金と併用できるケースも多いです。
ご自宅や中古住宅をリフォーム・リノベーションする際は、管轄する自治体の補助金制度もチェックしてみましょう。詳しくはこちらのコラムもどうぞ。
〈関連コラム〉
茨城県で使えるリフォーム補助金まとめ|自宅・空き家・耐震改修など
【番外編】リフォーム・リノベーションの住宅ローン減税
これから中古住宅を購入してリフォームやリノベーションをする際は、補助金以外に住宅ローン減税制度も活用しましょう。
住宅ローン減税とは、住宅の取得やリフォームの際に、所得税や住民税が控除される仕組みのことです。中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションする場合、結果的に費用負担を抑えることができます。
省エネ基準を満たすなどいくつかの条件がありますが、最大10年間、住宅ローン残高の0.7%まで税金から控除されます。例えば、3,000万円の住宅ローン残高がある年は、3,000×0.7%で21万円減税される計算です。トータルするとかなりの減税効果を得られるので、中古住宅リノベーションでは積極的に活用しましょう。
補助金活用時の注意点
実際に補助金を活用してリフォーム・リノベーションを検討する際は、次のポイントに注意しましょう。
申請のタイミングと手続き
補助金の申請は、工事の前・後どちらのケースもあるので、手続きの流れを確認しておきましょう。
工事前の申請が必要な補助金制度は、先に着工してしまうと補助金を受けられなくなってしまいます。また、工事完了後の申請でも、着工前の写真など書類の不備があると受理されないケースも。
補助金を利用する予定なら、必ず申請手続きのサポートもできるリフォーム・リノベーション会社に相談しましょう。
締め切り期限
リフォーム・リノベーションの補助金は、申請開始のタイミングを把握してなるべく早めに申し込みましょう。
多くの補助金は予算上限が決められていて、申し込みが一定数に達すると早期締め切りになってしまいます。
期限まで余裕があっても、予算上限に達すると補助金を受けられなくなってしまいます。補助金制度によっては、事前の予約で予算枠を確保できるケースもあるので積極的に利用しましょう。
まとめ
リフォーム・リノベーションの補助金制度は複数あり、うまく活用すれば費用を大幅に節約できます。
中古住宅・自宅どちらでも利用できる補助金があるので、積極的に活用しましょう。
どの補助金制度が利用できるのか分からない、手続きが不安な方は、地元の実績がある施工会社に相談してください。補助金活用を前提とした見積もりやスケジュールで、スムーズにリフォーム・リノベーションを進めることができます。
茨城県の補助金活用リノベーションは、ライズクリエーションにご相談ください。ご希望のリノベーションにどの補助金が使えるのか判断し、手続きもしっかりサポートいたします。住まいづくりのことなら、なんでもお気軽にご連絡ください。