マンションリノベーション失敗事例“13個”から学ぶ対策とは?
今お住まいのマンションをリノベーションしたい方や、これから中古マンションを購入してリノベーションしたい方にとって、やはり心配なのが、“失敗”や“後悔”なはずです。
しかし、一体どのような点に気をつければいいか分からない方も少なくないでしょう。
そこで、今回はマンションリノベーションの失敗事例を踏まえて、注意点やポイントについてお話ししてきます。
これからマンションリノベーションを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
・マンションリノベーションを失敗しないためには、「中古マンションの購入」「間取りの検討」「リノベーション会社選び」それぞれについてポイントを押さえて進めることが大切です。
・ライズクリエーションリノベでは、茨城県で中古住宅の物件探しから資金計画、設計・施工、アフターメンテナンスまでセットでご相談いただけるサービスをご提供しています。
Contents
リノベーションで“後悔”・“失敗”と感じるケースは多い!
近年、リノベーション市場は拡大を続けていますが、それに伴い「リノベーションを後悔・失敗した」と感じる方が増えています。
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの統計によると、2021年のリフォーム(リノベーション)に関する問い合わせ件数は前年比+20.1%・約11,000件にも上っています。
相談内容は、「施工会社の信頼性」や「金額の妥当性」、「工事の不具合」が主で、多くの人が住宅リフォーム・紛争処理支援センターの相談員による解決を求めています。
確かに、不審に思う点があれば専門家へ相談することも大切です。
しかし、そもそも失敗リスクを抑えるために、中古マンション探しから業者選び、間取りのプランニングについて、ポイントを知っていくことがより肝心です。
これは、リノベーションを“嫌な思い出”にしないためにも、欠かせないことと言えるのではないでしょうか。
中古マンション探しの失敗時例とその対策は?
これから中古マンションを購入してリノベーションしたいという方にとって、物件探しの段階での失敗は絶対避けたいところ!
しかし、実際は住み始めてから後悔してしまう方は決して少なくありません。
そこで、中古マンションの物件探しにおける失敗事例と、その対策を紹介します。
その① 共有部の管理が行き届いていない
マンションを探すときに、つい専有部分のデザインや間取り、価格に着目しがちですが、その不動産の価値を決めるのは、それらの要素だけではありません。
共有部の管理状況も大きく影響します。
例えば、エントランスの掃除が行き届いていなかったり、ゴミ置き場や自転車置き場が雑然としていたりすると、気持ちよく生活できませんよね?
また、大規模修繕工事が適切な時期に行われていなければ、建物そのものの耐久性も下げてしまいます。
ですから、ある程度物件の候補が定まったら、何度か現地へ足を運んで共有部の状態を確認し、不動産仲介業者を通じて管理体制について話を聞いてみましょう。
管理費や修繕積立費がきちんと全区分所有者から徴収できているかもポイントです。
その② ご近所トラブルがある
マンションは今まで関わりのなかった他人同士が隣り合って生活をします。
そのため、些細なことでご近所トラブルが発生することは少なくありません。
国土交通省が行った調査によると、以下のようなトラブルを抱えている方が多いことが分かっています。
最も多い「違法駐輪・違法駐車」については、先ほどお話しした通り、共有部の管理状況を確認するとある程度そのリスクを回避できます。
ペット飼育やバルコニーの使用方法も、事前に「管理規約」を見るとルールが確認できますので、気になる方は購入前に管理会社へ問い合わせてみるのがおすすめです。
生活音については、「住み始めてからでないと正確な判断はできない」と思われがちですが、早朝や夜に両隣・上下の人が活動しているかを外から確認したり、「管理規約」で遮音フローリングを使うことが義務付けられているかをチェックすることで、ある程度失敗を防げます。
そして、騒音トラブルはこちらが被害者になる場合だけではありません。
小さいお子さんやペットのいるご家庭では、加害者側になってしまう可能性もあります。
ですから、マンションを購入する際には、同じような世帯が多く住んでいる物件を探すと良いでしょう。
その③ 管理費・修繕積立金が高い
国土交通省の行った調査によると、駐車場使用料の充当額を含む「管理費平均額」は15,956円で、「修繕積立金平均額」は12,268円というデータが出ています。
管理費・修繕積立金は物件を所有し続ける限り永続的に支払わなくてはいけないため、それらを想定しておかないと大変なことになってしまいます。
また、管理組合がきちんと稼働していないマンションですと、大規模修繕工事が適切に行われておらず、急に不具合が起きて改修しようとしても、積み立てた修繕金では賄えなくなるケースもあります。
その場合は、各区分所有者に追加費用を請求することとなりますので、やはり事前にその物件の「大規模修繕計画」を確認しておくと良いでしょう。
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その④ 不特定多数の人が出入りして防犯性が心配
低層階をオフィスや店舗として貸し出している併用住宅の場合や、民泊を許可しているマンションですと、どうしても不特定多数の人が出入りするため、その防犯性が気になりますよね。
住居階とセキュリティを分けている場合はそれほど心配ありませんが、古いマンションですとそうもいきません。
ですから、気になる方は事前にそのマンションで住居以外の利用が許可されているかどうかを確認してください。
飲食店が下にある場合、匂いが気になって洗濯物が外に干せないなどの失敗例もよくあります。
ですから、店舗の換気口(排気口)の位置も事前にチェックしておくと良いでしょう。
その⑤ 思い通りのリノベーションができない
マンションを買ってリノベーションをしようとしている方は、特に管理規約を隅から隅までチェックしましょう。
なぜなら、物件によっては使用できる床材などが決められていたり、水廻り(キッチン、浴室、洗面、トイレ)の移動を一切許可しないところもあるからです。
また、各戸の電気容量上限が決められていると、IHクッキングヒーターや電気床暖房を導入することが難しいでしょう。
実際に、物件購入後にこれらに気が付き、リノベーションプランを妥協しなくてはいけない人は決して少なくありません。
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間取りの失敗事例とその対策は?
満足のいく物件を購入できたとしても、リノベーションの間取りで失敗する方もいます。
そこで、よくある失敗事例とその対策を紹介します。
その① 収納スペースが足りなかった
リノベーションの済んだお部屋はすっきりと清潔感があり、おしゃれに見えるでしょう。
しかし、いざ住み始めてみると収納スペースが足らず、日用品などがあちこちに置きっぱなしになってしまうケースも多く見られます。
それでは、せっかくこだわっておしゃれにしても魅力が激減してしまいますよね。
まずは、間取りを考える前にご自身の持っている荷物量や生活ルーティーンをしっかりと把握し、「どこに・どれくらいの」収納スペースを作ればいいか確認しましょう。
いくら優秀な設計者でも、これらの全てを把握することはできません。
ですから、“一般的な収納スペース”にしたからといって、あなたの生活にフィットするとは限らないのです。
ご家族で十分話し合い検討することが最も有効な対策と言えるでしょう。
その② なんとなく室内が薄暗い
マンション、特に角部屋でない部屋の場合、どうしても窓からの日差しを取り入れられる場所は限られてきます。
それにも関わらず、十分な照明器具を設置しないと、場合によっては部屋が常に薄暗くなってしまうことも少なくありません。
その空間の用途によっても必要な明るさ(照度)は異なりますし、光の色味(色温度)によっても感じ方は異なります。
ですから、間取りを考える際には必ず「照明計画」も並行して検討してください。
その③ トイレの音がうるさくて寝られない
「夜中誰かがトイレに行くと、水の音で目を覚ましてしまう」そんな経験をした方も少なくないはずです。
一般的にマンションは水廻り(キッチン、浴室、洗面、トイレ)を専有部内の中央付近に配置しているケースがほとんどなので、それらの空間と壁一枚隔てた場所に寝室を設置すると、どうしても流水音が気になります。
「それなら水廻りを移動すればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ところが、専有部の外への排水する配管位置は変えられず、大幅に水廻りを移動してしまうと、水勾配(傾斜)が十分でなく排水不良を起こしてしまったり、詰まりのリスクは高まってしまったりします。
水廻りの流水音をできるだけ寝室などに伝えないためには、クローゼットを間に配置するなどの工夫が必要です。
その④ 寝室が朝明るくて安眠できない
物件を選ぶときに「南向き」「東向き」などの方角を気にする方は多いですが、リノベーションをする際にもそれらに着目しなくてはいけません。
東側に窓がある場所に寝室を設けてしまい、朝日が気になり安眠できないという方や、家具に直射日光が当たり、日焼けが気になるという方もいらっしゃいます。
ですから、間取りやインテリアデザインを検討する際には、必ず窓のある方角を意識することが重要です。
その⑤ トレンドの間取りにして使いづらくなった
設計士の意見ばかりを鵜呑みにしてしまい、結局使いづらい部屋になってしまったという方もいらっしゃいます。
確かに、プロのアドバイスを柔軟に取り入れることは重要ですが、それがあなたの生活に合うとは限りません。
間取りを考える際には、施主も積極的に参加することが大切です。
ただし、早い段階での売却(転売)を視野に入れている場合は、あまり個性的な間取り・インテリアデザインにするとなかなか売れなくなってしまうかもしれません。
その場合は、設計士などの意見を積極的に取り組み、“万人受け”するリノベーションをすると良いでしょう。
その⑥ ライフスタイルの変化に対応できない
コロナ禍以降、急にご自宅でリモートワークすることになったという方も多いでしょう。
また、お子さんの誕生や独立によって、リノベーションしたものの無駄な部屋ができてしまったり、逆に個室が足りなくなってしまったりすることもあるはずです。
これらの問題をクリアするためには、将来的に部分リノベーションで部屋数を増やしたり減らせるようにしておくことをおすすめします。
例えば、一つの部屋を家具などで簡易的に仕切ったり、リビングの一角を間仕切り開閉壁で必要に応じて個室にできるようにしておくと良いでしょう。
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リノベーション会社選びの失敗事例とその対策は?
物件選びや間取りについてじっくり慎重に進めていても、肝心のリノベーション会社選びを間違ってしまうと、せっかくの計画も台無しです。
そこで、ここではよくある失敗例を紹介します。
その① 大幅に予算オーバーした
物件を購入してリノベーションをした結果、当初思っていた予算から大幅にオーバーしてしまうケースは多いです。
確かにリノベーションは、解体してみて想定外の工事が発生してしまう可能性もあるため、ある程度の予備費は用意しておかなくてはいけません。
しかし、物件購入費用とリノベーション費用のトータルを把握するのが難しく、いざ必要最低限な工事だけをしても予算を超えてしまったという失敗例はよく耳にします。
その解決策としては、“ワンストップ”サービスを提供している会社を選ぶということ!
ワンストップサービスとは、中古物件探しから資金計画、リノベーションの設計・施工、アフターメンテナンスまでを一社で行えるプランを指します。
物件探しの段階からリノベーション計画を始められますし、トータル予算も把握しやすい点がメリットです。
だからこそ、不動産的知識・建築的知識を持った専門スタッフが、あなたのリノベーションを“ワンストップ”でサポートできるのです!
その② 住み始めてから不具合があってもなかなか対応してもらえなかった
リノベーション会社との付き合いは、「工事が終わればおしまい」という訳ではありません。
住んでいるうちに見つかる不具合や手直しなどのアフターメンテナンスにも、きちんと対応してくれる会社を選びましょう。
「設備機器が使えず連絡したのに、なかなか見てもらえない」そんな失敗をした方もいらっしゃいます。
そこでおすすめなのが、マンションの近くにある“地域密着型”のリノベーション会社を選ぶことです。
リノベーション後も定期的に点検に来てくれたり、何かあったらすぐに駆けつけてくれる点がメリット。
リノベーション会社を選ぶ際には、アフターサービスについても事前にチェックしましょう。
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まとめ
残念ながら、中古マンションの購入や、リノベーションの間取り、会社選びで“失敗”してしまう方は少なくありません。
ですから、あなたがマンションリノベーションを検討する際には、失敗事例やその対策を踏まえてポイントを押さえながら進めることがとても重要です。
一つ一つ慎重に進めていけば、きっと後悔や失敗と感じることはなくなるでしょう。
「初めてのリノベーションで不安…」そのようにお考えの方は、まず私たち“ライズクリエーション”にご相談を!
皆さんの物件探しから資金計画、リノベーションの設計・施工、アフターサービスまで“ワンストップ”で安心してお任せいただけます。
茨城県でリノベーションをご検討の方は、どうぞお気軽にお問合せください。
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