マンションリノベーションの間取り変更事例|注意点も解説
マンションリノベーションの間取り変更は、ライフスタイルやニーズに合わせて、快適空間を実現するチャンスです。
しかし、大規模工事になるためいくつかの注意点もあります。
そこで今回は、マンションリノベーションの間取り変更事例と注意点を解説します。
- マンションリノベーションの間取り変更できる範囲は、構造や管理規約が大きく影響します。
- 間取り変更できないマンションも、リノベーションの工夫次第で快適な空間をつくれます。
- マンションリノベーションの間取り変更事例をご紹介します。
- マンションリノベーション間取り変更の費用相場や注意点を解説します。
中古マンションを購入しリノベーションをご検討中の方、既存のマンションを間取り変更して快適に暮らしたい方に役立つ記事ですので、ぜひプランニングの参考になさってください。
Contents
マンションリノベーションで間取り変更はできる?
マンションリノベーションで間取り変更できるかどうかは、構造・管理規約が影響します。
この章では、間取り変更できるマンション、できないマンションの特徴をそれぞれチェックしましょう。
間取り変更できるマンション
鉄筋コンクリート造のマンションは主にラーメン構造、壁式構造の2種類に分かれます。
リノベーションで間取り変更できるのは、ラーメン構造のマンションです。
ラーメン構造とは柱と梁で建物を支える構造のことで、室内の壁は建物を支えていないため撤去や移動できるケースが多く、間取り変更の自由度は高くなります。
間取り変更できないマンション
壁式構造のマンションは、基本的に間取り変更はできません。
壁式構造は、室内の壁が建物を支える構造の一部なので、撤去や移動ができないのも特徴です。
また、管理規約で間取り変更自体が禁止されているマンションもあります。
管理規約で禁止されている場合は、構造に関わらず間取り変更はできないので注意が必要です。
ただし間取り変更できない、または自由度が低いマンションでも工夫次第で暮らしやすくリノベーションすることは可能です。
マンションリノベーションの施工実績が豊富な会社に相談して、希望に合うプランを提案してもらいましょう。
こちらの記事でも、マンションリノベーションで知っておきたいポイントを解説しています。ぜひ、ごらんください。
〈関連コラム〉
マンションリノベーションを後悔したくない!知っておくべき8つのポイント
マンションリノベーションの間取り変更事例
この章では、マンションリノベーションで快適な空間を叶えた、間取り変更事例をご紹介します。
リノベーション前後の画像を比較できますので、イメージを膨らますためのヒントとしてお役立てください。
間取り変更事例① インテリアを楽しむ、開放的なLDKに
リノベーション前
リフォーム後
間取り変更によって、明るく開放感のあるLDKが実現しました。
室内窓やライティングレールなど内装にもこだわり、インテリアを楽しめる空間に仕上げています。
間取り変更事例② 家事動線がスムーズなアイランドキッチンに
リノベーション前
リノベーション後
一般的な対面キッチンを、回遊しやすいアイランドキッチンに間取り変更した事例です。
リノベーションにより開放感があり、家事動線がスムーズな空間になりました。
間取り変更事例③ 家族とのコミュニケーションが取りやすい対面キッチンに
リノベーション前
リノベーション後
孤立感のある壁付けキッチンを、開放感のある対面キッチンへと間取り変更した事例です。
リビングやダイニングにいる家族と、コミュニケーションを取りやすい構造・レイアウトが叶いました。
間取り変更事例④ ホテルのようなラグジュアリーな水回りに
リノベーション前
リノベーション後
間取り変更は、サニタリースペースでもご検討いただけます。
一般的なマンションのユニットバス&洗面設備が、リノベーションによってホテルのようにラグジュアリーな水回りに生まれ変わりました。
間取り変更事例⑤ 壁を取り払い、開放感あふれるリビングに
リノベーション前
リノベーション後
LDKの入り口位置を変更し、廊下を減らして居住スペースを拡大した事例です。
不要な壁が取り払われ開放感が生まれただけでなく、動線がスムーズな快適空間を実現しました。
こちらの記事でも、マンションリノベーションのビフォーアフターを解説しています。ぜひ、ごらんください。
〈関連コラム〉
リノベーションビフォーアフター事例集|戸建て・マンション両方チェック
マンションリノベーションの間取り変更費用相場は?
マンションの間取り変更リノベーションにかかる費用は、工事内容や設備・建材のグレードなどによって変動します。
下記は、リノベーションの内容に対する、費用目安の一例です。
リノベーション内容 | 費用相場 |
ダイニングの改修 | 100-200万円 |
リビングの改修 | 200-400万円 |
和室→洋室への改装 | 50-200万円 |
廊下の改修 | 20-100万円 |
キッチン全体のリフォーム | 80-400万円 |
洗面所の改装 | 20-100万円 |
トイレ全体の改装(タンク式) | 20-100万円 |
出典:国土交通省 リフォームの内容と価格について
国土交通省の調査によると、各間取りの改修費用相場は、上記のように幅があります。
例えば、LDK全体を間取り変更リノベーションする場合、380~1,000万円が相場です。
ただし、一度にまとめて複数の部屋をリノベーションする場合、費用は少し割安になる可能性があります。
一般的な60~80㎡のマンションをフルリノベーションする場合は、1,000~1,500万円が相場です。
正確な費用はマンションの構造や階数、駐車場の有無などさまざまな要素で変動します。
例えば、駐車場が近くになかったり、建材の搬入にエレベーターが使えなかったりすると、搬入に人手が必要になり費用が多めにかかることもあるため注意が必要です。
正確な費用は、リフォーム会社に見積もりを依頼しましょう。
マンションリノベーションで間取り変更する際の注意点
動線を事前にシミュレーションする
マンションリノベーションで間取り変更する際は、家事や生活の動線をシミュレーションすることが成功の鍵になります。
「動線」とは、人が動く「軌道」のことで「家事動線」「生活動線」「衛生動線」などいくつかの種類があります。
これらの動線をシミュレーションしてから、間取り変更のプランを立てましょう。
また、壁やドアの位置を変更することで動線も変わるため、よく検討したうえでプランニングしなければ遠回り・使いづらくなるケースがあります。
間取り変更する箇所を通る動線を1つずつシミュレーションし、無駄なく効率的に暮らせる間取りを検討しましょう。
光や音の影響も考える
室内の広さや開放感だけでなく、窓からの光や音の伝わり方を考えることも大切なポイントです。
例えば、壁位置の変更によって窓からの自然光が入りづらくなり、暗くなる可能性もあります。
また、LDKを広げて寝室や子ども部屋と隣接した場合、テレビや話し声が伝わりやすくなるケースもあります。
光や音は図面に反映されないため、経験豊富なプランナーのアドバイスを受けると安心です。
まとめ
マンションリノベーションで間取り変更できるかどうかは、建物の構造や管理規約などが影響します。一般の方が間取り変更できるかどうか判断するのは難しいため、マンションリノベーションの実績が豊富な会社に相談するのがおすすめです。
また、実績が豊富なリノベーション会社なら、間取り変更のデメリットや注意点に先回りして対策できるため、暮らしやすい住まいづくりにもつながります。
ライズクリエーションでは、お客様のご希望やご予算に合わせた間取り変更リノベーションのご提案も可能です。
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