マンション・フルリノベーションの費用相場・工期目安は?
「今住んでいるマンションを便利&おしゃれにしたい」「中古マンションを購入して自分好みに変えたい」
そんな方がまず検討するのが、“マンションのフルリノベーション”でしょう。
最近は、新築マンションへの住み替えと並行して検討する方が多く、その需要はどんどん高まっています。
しかし、いざマンションのフルリノベーションを検討しようとする時、気になるのが「費用」や「工期」ですよね。
そこで、今回は中古マンションをフルリノベーションする際の費用目安や工期、注意点についてお話しします。
私たち“ライズクリエーションリノベ”で手がけた事例も紹介しますので、これからご自宅の改装を検討する方は、ぜひ参考にしてください。
・工期の流れや期間、注意点などを事前に把握しておくことで、後悔のないマンションリノベーションが実現できます。
・ライズクリエーションリノベでは、茨城県で中古住宅の物件探しから資金計画、設計・施工、アフターメンテナンスまでセットでご相談いただけるサービスをご提供しています。
Contents
マンションフルリノベーションの工事内容と費用相場は?
マンションのフルリノベーションを始める上で最も気になるのが「どのくらいの費用がかかるのか」という点でしょう。
予算を組むにも費用目安が分からないと、なかなか一歩を踏み出せませんよね。
まず、費用目安を知る上で知っておきたいのが、フルリノベーションの工事内容です。
通常は、以下のような工事をする場合を「フルリノベーション」と言います。
〈含まれる工事(基本工事)〉
床・天井・間仕切り壁のやりかえ
間取り変更
水廻り交換(キッチン・トイレ・洗面・浴室)
内装ドア交換
内装仕上げ工事(フローリング、クロス張りなど)
収納工事(クローゼット造作など)
〈含まれない工事(オプション工事)〉
水廻りの大幅な移動
給排水管の更新(総入れ替え)
電気配線の更新(総入れ替え)
断熱工事
防音工事
マンションの築年数や現在の劣化具合によって金額は多少上下しますが、大体以下の費用を想定しておくと良いでしょう。
【フルリノベーションの費用目安】
50㎡(〜2LDK) | 800〜1,000万円程度 |
60㎡(2LDK〜3LDK) | 1,000〜1,200万円程度 |
70㎡(3LDK〜) | 1,200〜1,400万円程度 |
80㎡(3LDK〜) | 1,400万円〜 |
ただし、そもそも床や壁、天井を全てやりかえる必要がない場合もありますし、間取り変更を希望しない方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合は、大幅にコストは削減できます。
例えば、クロス張り替え(天井・壁)のみを行う場合と、水廻りの取り替え工事費用目安は以下の通りです。
【クロス張り替え(天井・壁)の費用相場】
50㎡(スタンダードグレードの壁紙) | 50〜60万円程度 |
60㎡(スタンダードグレードの壁紙) | 60〜70万円程度 |
70㎡(スタンダードグレードの壁紙) | 70〜80万円程度 |
80㎡(スタンダードグレードの壁紙) | 80〜90万円程度 |
【水廻り交換の費用相場】
キッチン取り替え(ファミリータイプシステムキッチン・同位置の場合) | 100〜200万円程度 |
浴室(ファミリータイプシステムバス・同位置の場合) | 80〜150万円程度 |
洗面化粧台取り替え(ファミリータイプ・同位置の場合) | 20〜40万円程度 |
トイレ取り替え(洗浄便座付き・同位置の場合) | 20〜30万円程度 |
マンションのフルリノベーションは、戸建住宅ほど物件による価格差は少ないものの、やはり間取りやご要望によって費用の幅があります。
しかし、ここまで紹介した目安を踏まえて予算組みをすれば、標準的な仕様で全体をきれいに蘇らせることができるはずです。
どうしてもフルリノベーションする予算が確保できないという場合は、施工会社に相談して、既存を活かせる部分はないか細かく調査してプランを作成してもらいましょう。
マンションフルリノベーションの工期はどのくらいかかる?
フルリノベーションとなると、当然「住みながら」の工事は難しいです。
そのため、荷物を保管するコンテナ(トランクルーム)を借りたり、仮住まいを用意しなくてはいけません。
ですから、工期が一体どのくらいかかるのか事前に把握しておくことは大切です。
では、フルリノベーションの工程に合わせて、大体の工期日数を見ていきましょう。
(※ここでは、60㎡・3LDKの場合を想定します)
工事準備(1〜2週間)
マンションの場合は、工事を始める前に管理組合への「工事申請」を済ませなくてはいけません。
通常は、申請書が受理されてから承認が降りるまで、1〜2週間かかります。
管理規約に違反した仕様や間取りにしない限り、受理されるケースがほとんどですが、必ず正式な承認が降りてから着工しなくてはいけません。
その間に、施主はお引越しを済ませて部屋の中を空の状態にしておき、近隣の部屋へ工事挨拶をしておきましょう。
施工会社は、納期がかかるシステムキッチンやシステムバスルームなどの設備機器を発注し、工期ができるだけコンパクトに収まるように準備を整えます。
養生・解体工事(3〜5日)
いよいよ着工の日を迎えたら、まずは解体材や材料などを搬入出する経路に、“養生”をします。
プラスチック板やビニールシートなどを床・壁・エレベーター内などに貼り、汚れたり傷ついたりすることを防ぎます。
その後、部屋の中を解体します。
フルリノベーションの場合は、設備機器、壁・床・天井など専有部分にあるものを全て撤去しますが、水回りの大幅な移動がない限り、給排水管・電気配線は残しておく場合もあります。
墨出し(2〜3日)
専有部内がスケルトン状態になったら、間仕切り壁の位置や天井の高さ、給排水管・ガス管、システムキッチン・システムバスルームの位置を“墨出し”します。
この段階までに、部屋の間取りや設備機器のサイズ・仕様を完全に決めておかなくてはいけません。
墨出しのラインを元に、施工スタッフは作業を進めていきます。
木工事・設備工事・電気工事・左官工事(2〜4週間)
間取りによって期間は異なりますが、大体1ヶ月の間に、以下の工事を済ませます。
【木工事】
床下地組み・下地板張り
壁下地組み・下地板張り
天井下地組み・下地板張り
ドア枠取り付け
収納造作
【設備工事】
設備機器先行配管
システムバス設置後の配管接続(※設置はメーカーが施工)
システムキッチン設置後の配管接続(※設置はメーカーが施工)
【電気工事】
スイッチ・コンセントの配線
設備機器先行配線
システムバス設置後の電気接続
システムキッチン設置後の電気接続
【左官工事】
玄関土間などのモルタル工事
内装工事(1週間〜2週間)
壁・天井・床の下地が出来上がったら、フローリング工事→クロス張り工事の順で進めます。
クロス張り工事には、下地の繋ぎ目などをパテで平滑にする作業も含まれます。
ちなみに、この時点ではシステムバスルーム・システムキッチン以外の設備機器は設置されておらず、ドアも枠のみしか取り付けません。
機器などの設置(2〜3日)
壁・天井・床の内装が仕上がったら、以下の機器などを取り付けます。
- トイレ
- 洗面台
- 内装ドア
- 照明器具
- スイッチ・コンセント
- その他、壁・天井・床に取り付けるもの
完了検査・クリーニング(1日〜)
工事があらかた終了した段階で、施工スタッフ・施工会社担当者・施主の三者立ち会いの元、完了検査を行います。
この段階で是正しなくてはいけない箇所、図面・契約書と異なる箇所、施工中にキズ・汚れがついてしまった箇所がないかチェックをし、必要であれば手直しします。
全て施主の納得いく仕上がりになった後、室内をハウスクリーニングし、共有部の養生撤去・清掃を行なって引き渡しとなります。
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マンションフルリノベーションにデメリット・注意点はある?
マンションのフルリノベーションを検討する前に、知っておくべきデメリットや注意点があります。
これらを知らずに計画を進めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかもしれません。
今から紹介するポイントを踏まえて、リノベーション計画を立てましょう。
その① “できない工事”・“やってはいけない工事”がある
まず、マンションの場合は部屋の中であっても、区分所有者の判断で工事できない場所があります。
【手をつけてはいけない場所】
コンクリート躯体(梁・床・壁)
窓サッシ
玄関ドア
バルコニー・ベランダ
例えば、マンションによっては外周の壁だけではなく間仕切り壁の一部もコンクリート躯体となっている場合もあります。
そうなると、その壁を壊して間取り変更することはできません。
また、コンクリート梁に水廻りの排気ダクトを通すための穴を開けたり、外部に面する壁に換気グリルやエアコン配管のための穴を開けたりすることも厳禁です。
そして、いくら古い窓サッシや玄関ドアであっても、個人で取り替えられませんし、バルコニーやベランダのデザインを一新することも許されません。
つまり、マンションの場合は「フルリノベーションで100%思い通りに!」という訳にはいかないのです。
建築的知識を活かしてあなたの理想に近づけられる物件探しが可能ですし、物件購入費用からリノベーション費用までのトータル的な予算組みもできます。
その② 荷物コンテナ・仮住まいは必須
予算を立てる際に忘れがちなのが、荷物を仮置きするためのコンテナ(トランクルーム)費用や、仮住まい費用です。
フルリノベーションは部屋の中を全て解体するため、住みながらの工事はできません。
ですから、全ての荷物を移動して、生活の場所も一時的に動かす必要があります。
2ヶ月荷物を預けて仮住まいに住む場合、エリアによって費用は異なりますが、引越し費用も含めると、大体50〜80万円程度かかるのが通常です。
その③ 思いがけない追加工事が発生することがある
戸建住宅のように構造躯体の補修工事が必要ないため、それほど追加工事が発生する可能性は高くありません。
しかし、解体してみて新築時の設計図と違う部分が見つかったり、想定以上に給排水管や電気配線が劣化しているようなことが分かれば、どうしても追加工事費用が発生してしまいます。
ですから、当初から予算ギリギリでリノベーションプランを立てるのではなく、10%程度の予備費を用意しておくと安心です。
おしゃれなマンションリノベーションプラン事例
中古マンションをリノベーションする際には、せっかくならデザインにもこだわりたいですよね。
私たち“ライズクリエーション”では、4つのプランをご用意しています。
デザインテイストが全く異なる4種類から、ぜひお好みのデザインをお選びください。
PLAN① VILLA Resort(ヴィラ・リゾート)
オープンキッチンを中心にしたLDKが特徴的なこちらのプランなら、ご家族だけはなくご友人を招いたホームパーティも開催できます。
会話を楽しみながら料理したい人や、ワイワイと大人数で楽しい時間を過ごしたい人におすすめです。
PLAN② Modern Classic(モダン・クラシック)
シンプルな中にもモダンなテイストをプラスしたプランで、お客様のニーズに幅広くお応えできる柔軟なデザインの提案や、家具のセレクトまでお手伝いさせていただきます。
すっきりとした生活感のない生活を過ごしたい人におすすめです。
PLAN③ Vintage(ヴィンテージ)
ダークなウッドやレンガで、流行りのヴィンテージインダストリアルデザインを取り入れたプランです。
マットブラックなドアや照明でアクセントを効かせ、無骨でクールな印象に仕上げています。
“男前”なでデザインがお好きな人におすすめです。
PLAN④ Natural Wood(ナチュラル・ウッド)
随所に無垢材を取り入れて、“木”の持つ温もりで溢れたナチュラルなプランです。
現代の生活様式に合わせて「和」と「洋」をバランスよくミックスし、落ち着きや高級感漂うお部屋に仕上がります。
まとめ
「今の住まいを一新したい」「中古マンションを買って理想の間取りにしたい」という方にとって、おすすめなのが“マンションフルリノベーション”。
広さから大体の費用目安を把握して、予算に合ったプランを立てましょう。
その際に、注意点やデメリットを事前に把握しておくことはとても重要です。
「初めてのリノベーションで不安…」そのようにお考えの方は、まず私たち“ライズクリエーション”にご相談を!
皆さんの物件探しから資金計画、リノベーションの設計・施工、アフターサービスまで“ワンストップ”で安心してお任せいただけます。
茨城県でリノベーションをご検討の方は、どうぞお気軽にお問合せください。
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