【80平米】マンションフルリフォーム費用の相場を解説|予算別に何ができるかも紹介

80平米のマンションでフルリフォームを検討するうえで、やはり一番気になりやすいのは費用ではないでしょうか。
ファミリー層に選ばれやすい80平米は、十分な広さが確保できるうえ、リフォームの工夫次第で住み心地の良い空間に一新できます。
この記事では、80平米のマンションフルリフォームに必要な費用をはじめ、費用が変わる主な要因、予算別に実現できる工事内容をわかりやすく紹介します。
・内装更新からスケルトンリフォームまで、実現できる内容は予算によってさまざまです。
・既存の間取りを活用する、設備のグレードにメリハリを付けるなどの工夫によって、費用を抑えながら満足度を高めましょう。
Contents
【80平米】マンションフルリフォームの費用相場

80平米のマンションをフルリフォームする場合、費用は1,200万円〜1,600万円が目安です。 平米単価で考えると、15万円〜20万円程度となります。
しかし、この金額はあくまで目安であり、リフォームの内容や選ぶ設備のグレードによって大きく変動します。
例えば、設備のグレードを上げた場合、2,000万円以上かかることもめずらしくありません。
また、マンションの状態によっては設備の状態が悪く、想定外の工事が増えて費用が膨らむ恐れもあります。
80平米のマンションフルリフォームの費用を左右する要因

同じ80平米のマンションであっても、リフォーム費用は工事内容によって大きく変わります。
ここでは、費用を左右する主な要因を解説します。
間取り変更の有無
間取りを変更するかどうかは、マンションのリフォーム費用に大きく影響します。
既存の間取りを変えずに内装や設備を更新する程度であれば、費用を抑えることも可能です。
一方、リビングを拡張する、部屋数を増やすなどの間取り変更を行う場合、解体費や補強工事費が上乗せされるため、費用が高くなってしまいます。
また、大きな間取り変更となると電気配線や給排水管の移設工事も必要となり、追加で100万円以上かかるケースも少なくありません。
間取り変更リフォームについては、こちらの記事もごらんください。
〈関連ページ〉間取り変更リフォーム事例ビフォーアフター|費用相場や戸建て・マンションの注意点を解説
築年数の古さ
マンションは古ければ古いほど、リフォームにお金がかかりやすくなります。
築年数の古い物件では、床下の給排水管が劣化していることが多く、それらをすべて取り替える必要が出てくるからです。
さらに、「冬寒くて夏暑い」という古い物件ならではのお悩みを解消するには、壁や窓、床下などの断熱リフォームが必要です。
内装工事だけでなく、こういった目に見えない部分の工事費用にも注意してください。
部屋の階数
マンションの階数や搬入条件は、見積もり金額に影響を与えます。 高層階の場合、資材搬入や廃材搬出に時間がかかって作業効率が下がり、コストが増えてしまうためです。
また、エレベーターがないマンションでは、資材などを階段で運ぶ必要があったり、クレーンを使用する必要があることで、人件費やクレーン車の費用も加算されます。
設備・建材のグレード
リフォーム費用の増減にダイレクトに影響するのが、キッチン・バス・トイレなどの水回り設備や、床・壁材といった内装建材のグレードです。
標準グレードを採用すればコストは抑えられるものの、ハイグレードなシステムキッチン、最新の省エネ機器、無垢フローリングなどを採用した途端、費用は跳ね上がります。
キッチン単体でも、グレードが変われば100万円以上の価格差が生じることもめずらしくありません。
また、意匠性の高い輸入建材やオーダーメイド品を使用するとなると、材料費だけで1.5倍〜2倍のコストになるケースもあります。
ライズクリエーションでは、戸建て/マンション問わずリフォームを手がけています。
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【予算別】80平米のマンションフルリフォームで何ができるか

ここからは、どのような工事が可能か予算別に確認していきましょう。
予算800万円〜1,000万円
800万円〜1,000万円であれば、間取りの大幅な変更を行わず、内装と設備を一新するフルリフォームが可能です。
具体的には、全室の床材・クロスの張り替えに加え、キッチン・バス・トイレ・洗面といった水回り設備の一式交換も難しくありません。
また、建具(ドア)の交換や、照明・エアコンの設置といった付帯工事もこの範囲内で収まります。
一方で、ハイグレード設備の採用や、壁を取り払うような大規模な間取り変更は難しく、新築同様の清潔感を優先する堅実なプランです。
予算1,200万円〜1,400万円
1,200万円〜1,400万円の予算帯では、単なる内装リフォームにとどまらず、ライフスタイルに合わせた間取り変更や設備のグレードアップが可能になります。
具体的には、壁を撤去してLDKを拡張する、和室を洋室化する、ウォークインクローゼットを新設するといった間取り変更も難しくありません。
設備面でもさらに選択肢が広がり、中〜上級グレードのキッチンやバスルームを採用したり、食洗機や浴室乾燥機といった高機能オプションを追加できる場合もあります。
造作家具によるオリジナル収納の設置など、意匠性と快適性を高めるプラスアルファのリフォームも可能です。
予算1,600万円以上
1,600万円以上の予算を確保できれば、制約を取り払った自由な空間づくりも叶います。
躯体のみを残して解体するスケルトンリフォームや、水回りの移動を伴う間取り変更も可能となるほか、ハイグレードのキッチンやユニットバスといったハイエンド仕様も採用できます。
内装においてもこだわりを反映でき、珪藻土や漆喰の塗り壁、輸入タイルや無垢材など、素材の質を重視することも可能です。
デザイン・機能・性能のすべてにおいて妥協せず、オーダーメイド空間を作り上げたい場合に適した予算帯といえます。
しかし、マンションの規約上できない工事もあるため、その点には注意しましょう。
〈関連ページ〉マンションのスケルトンリフォーム費用相場|実際の費用が分かる施工事例も紹介
ライズクリエーションでは地域密着でリフォームの資金計画から施工までサポートしています。
茨城県でリフォームを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
80平米のマンションフルリフォーム費用を安く抑えるコツ

限られた予算でも満足度の高いリフォームを実現するために、費用を抑えるコツをご紹介します。
既存の間取り・配管位置をできるだけ活かす
リフォーム費用を抑えるためにもっとも効果的なのは、既存の間取りや配管の位置を活かすことです。
間取りを変更するとなると、解体費用・補強工事費用・廃材処分費用などが発生し、工期も長くなるため人件費が膨らみます。
なかでも水回りの移動を伴う場合、配管工事によってさらに費用が高くなるため注意が必要です。
できる限り費用を抑えるには、既存の間取りをベースにしながら、建具の変更や収納の工夫で空間の使い勝手を改善しましょう。
どうしても間取りを変えたい場合は、優先順位をつけて必要最小限の変更に留めることをおすすめします。
設備のグレードにメリハリをつける
すべての設備を高グレードにするのではなく、使用頻度や重視するポイントに応じてメリハリをつけることで、費用が高くなりすぎるのを避けましょう。
例えば、毎日使うキッチンやバスルームは機能性を重視してグレードアップし、それ以外は標準グレードで揃えておけば初期費用を抑えられます。
また、家の中心であり、来客の目にも触れるリビングの床材には質の良いものを選び、寝室は標準的なものにするのもおすすめです。
リフォーム会社と相談しながら、どの部分にこだわりたいか明確にすることで、予算内で満足度の高いプランを組み立てましょう。
補助金を活用する
国や自治体が提供する補助金を活用することで、実質的な負担を軽減できます。
2026年度にマンションリフォームで申請できる補助金は、次の通りです。
| 事業名 | 対象となるリフォーム | 補助額 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 断熱リフォームを中心に、バリアフリーリフォームや子育て対応リフォームなど |
最大100万円/戸 |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 内窓設置、外窓交換、ガラス交換など |
最大100万円/戸 |
| 給湯省エネ2026事業 | エコキュート(ヒートポンプ給湯機)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム)などの設置 | ヒートポンプ給湯器7万円/台 ハイブリッド給湯器10万円/台 家庭用燃料電池17万円/台 |
断熱リフォームやバリアフリーリフォームなどであれば補助金を申請できるケースが多いため、活用できそうな制度はないか確認してみましょう。
ライズクリエーションでは、マンションリフォームを多数手がけています。
茨城県で補助金を活用したマンションリフォームを検討されている方は、お気軽にご相談ください。
こちらの記事では、リフォームローンと住宅ローンについても解説しています。
〈関連ページ〉リフォームローンと住宅ローンはどちらがお得?金利・借入金額・返済期間・審査の違いを解説
まとめ
80平米のマンションフルリフォームの費用は、1,200万〜1,600万円程度が目安となりますが、間取り変更の有無や築年数、設備のグレードなどで大きく変わります。
予算によってできることも変わってくるので、お悩みの際には資金計画から相談できるリフォーム会社に相談してみましょう。

ライズクリエーションでは、お客様のご希望やご予算に合わせた戸建て・マンションリフォームのご提案を行っております。
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