リフォーム中はどこに住む？仮住まいの選び方・費用相場・費用の抑え方まで解説

リフォームの内容によっては、工事中に生活スペースを確保できません。

そのため、「リフォームが終わるまでどこに住めばいいのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、リフォーム中の仮住まいについて、選び方や費用目安、費用を抑える方法までわかりやすく解説します。

 

リフォーム中に仮住まいが必要なケースとは

リフォームの工事内容や規模によって、仮住まいの必要性は異なります。

仮住まいが必要な工事と工期の目安

仮住まいが必要となる工事は次の通りです。

• フルリフォーム・スケルトンリノベーション（工期目安：2～6ヶ月）
• 大規模な間取り変更や耐震補強など（工期目安：2～6ヶ月）
• 水回り一式（キッチン・トイレ・浴室・洗面所）のリフォーム（1〜2週間）

工事範囲が広く生活スペースが確保できない場合や、断水・停電期間が長くなる場合、仮住まいを用意しましょう。  

 

こちらの記事では、一戸建てフルリフォームについて詳しく解説しています。

〈関連ページ〉一戸建てフルリフォームの費用相場｜補助金やコストダウンのポイントも解説  

中古戸建てのリノベーションを検討中の方は、こちらの記事もごらんください。

〈関連ページ〉中古戸建てのリノベーションで後悔する理由10選｜失敗しないための対策とは

 

仮住まいが不要な工事と工期の目安

仮住まいを用意する必要がない工事は次の通りです。

• キッチン・浴室・トイレ・洗面所の設備ごとの交換（工期目安：1日～2週間）
• 壁紙交換・フローリング張替えなど内装リフォーム（工期目安：1～4日）
• 外壁や屋根の塗装・葺き替え（工期目安：1～3週間）
• 玄関ドア・門扉・ウッドデッキなど外構部分の交換や新設（工期目安：1日～2週間）

断水や停電が一時的な場合や、生活スペースに工事の影響が出ない場合、自宅に住みながらリフォームを進められます。

水回りをリフォームする場合も、まとめてではなく「トイレだけ」「浴室だけ」など設備ごとにリフォームする場合、ほとんどのケースにおいて仮住まいは必要ありません。  

 

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仮住まいが必要なリフォーム中はどこに住むべきか

大規模な間取り変更、フルリフォームなどを行う場合、仮住まい先の候補となるのは次の4つです。

短期滞在向けならホテル・旅館

ホテルや旅館は、数日から1週間程度の短期間リフォームの場合に適しています。

しばらく滞在するのに必要なものが一通り揃っており、清掃サービスも利用できるのが便利なポイントです。

しかし、家を借りるよりも料金が割高で、1泊あたり数千円から1万円以上の宿泊代がかかるため、工期が延びそうな場合はおすすめできません。

1週間〜1ヶ月ならウィークリーマンション

1週間から1ヶ月程度のリフォームには、ウィークリーマンションがおすすめです。

家具・家電付きですぐに暮らしを始められるほか、賃貸契約も簡単で手間がかかりません。

ホテルより安く滞在できますが、光熱費やインターネット利用料も賃貸費用に含まれています。

1ヶ月〜3ヶ月ならマンスリーマンション

1ヶ月以上3ヶ月程度の中期滞在には、マンスリーマンションが適しています。

ウィークリーマンションと同様に家具家電が揃った状態のため、生活をすぐに始められるのがメリットです。

しかし、数ヶ月以上滞在する場合は、一般の賃貸住宅より割高になります。

3ヶ月以上なら短期契約可能な賃貸住宅

3ヶ月から半年以上の長期リフォームの場合、短期契約可能な一般賃貸住宅を借りましょう。

敷金・礼金などの初期費用はかかりますが、賃料はマンスリーマンションより割安になります。

工期が長いほど総額を抑えられるため、スケルトンリフォームなどの大規模リフォーム時におすすめです。

費用を抑えたいなら親族宅

実家や親族宅への滞在であれば、一般的には謝礼程度の費用で済むため、「仮住まい費用をなるべくかけたくない」という場合にはおすすめです。

しかし、生活リズムや家事の分担など、費用面以外に配慮すべき点が多いので注意しましょう。

リフォーム中どこに住むか決める流れ

リフォーム中に仮住まいが必要となった場合、どこに住むか決める流れは次の通りです。

リフォームの工期を確認する

リフォーム会社にどのくらいの工期になるか確認し、仮住まいが必要な期間を決めましょう。

工期に合わせて仮住まい探しを開始する

着工予定の2〜3ヶ月前から物件探しを始めます。

数週間ならウィークリーマンション、半年以上なら短期契約可能な賃貸など、気になる物件はないか工期に合わせてチェックしましょう。

ホテルに滞在する場合は、1ヶ月ほど前の予約で問題ないケースも少なくありません。

不動産会社に相談する

なかなか見つからない場合は、工期や予算、希望の立地などの条件をまとめて不動産会社に相談します。

候補があれば内覧し、状態や周辺環境を確認して契約しましょう。

引越し業者を手配する

仮住まい先への引越しと、リフォーム完了後に戻る際の引越しについて、計2回分手配します。

仮住まいを開始する

リフォーム工事開始のタイミングに合わせて入居しましょう。

リフォーム中の仮住まいにかかる費用

 1ヶ月滞在した場合を仮定し、仮住まいに費用を比較すると以下の通りです。

仮住まい先の種類	費用目安（1ヶ月）
ホテル​	30万円〜
ウィークリー／マンスリーマンション	10〜20万円
一般賃貸	10〜18万円
親族宅	数万円〜（謝礼程度）

 

 1ヶ月ほどの滞在の場合、ホテルは割高になるため注意しましょう。

また、ウィークリー／マンスリーマンションも一般賃貸より割高になるケースが多いため、工事が長期化する場合には一般賃貸の短期契約がおすすめです。

親族宅も手段の一つですが、謝礼程度の額を収めるほか、光熱費についても話し合っておきましょう。

その他にも、仮住まい先によっては次の費用が発生します。

• 引越し費用（往復2回分）：仮住まいへの入居時と退去時で10万〜30万円ほど
• 敷金・礼金・仲介手数料：一般賃貸を利用する場合、合計で家賃の2〜4ヶ月相当
• トランクルーム代：荷物の保管に月額3〜5万円ほど
• 光熱費・インターネット代：水道・電気・ガス・通信費で月額3〜4万円ほど
• 火災保険料・鍵交換代：賃貸物件では火災保険が約2万円、鍵交換が1〜2万円ほど

 

上記の通り、家賃や宿泊代以外のコストが多いため注意が必要です。  

 

大規模な間取り変更ありのリフォームを検討されている方は、こちらの記事もごらんください。

〈関連ページ〉間取り変更リフォーム事例ビフォーアフター｜費用相場や戸建て・マンションの注意点を解説

 

仮住まい費用を抑える5つのコツ

「仮住まい費用をできるかぎり抑え、リフォーム費用にあてたい」とお悩みの場合、次の5つのコツを取り入れてみましょう。

工期を短縮する相談をする

仮住まい費用を抑えるもっとも効果的な方法は、工期を短くすることです。

工期が長ければ長いほど仮住まい期間は長くなるので、工期を短縮できる余地はないかリフォーム会社に相談してみましょう。

しかし、工期を短くすることばかり重視してしまうと、品質面に支障をきたすため注意が必要です。

工期に最適な住まいタイプを選ぶ

数日間ならホテル、数週間ならウィークリーマンション、半年なら一般賃貸など、工期に合った住まいを選びましょう。

これにより、仮住まい費用が割高になるのを抑えられます。

正確な工期がわからず延びる可能性もある場合、契約を延長できる物件を選んでおくと安心です。

敷金・礼金ゼロ物件を探す

短期契約可能な賃貸住宅を借りる場合、敷金・礼金ゼロ物件を探しましょう。

敷金・礼金で家賃の2〜4ヶ月分が相場のため、敷金・礼金が不要であれば10万円以上節約できるケースもあります。

不動産会社に相談する場合も、初期費用を抑えられる物件はないか確認してください。

繁忙期を避けて引越しする

新生活シーズンなどの繁忙期を避けることで、引越しにかかる費用を抑えましょう。

繁忙期に利用した場合、料金が閑散期の2倍以上になるケースもめずらしくありません。

費用を抑えたい場合は、5月から8月の間などの閑散期に依頼したいところです。

早めの予約で割引が適用される場合もあるので、なるべく早めに申し込んでおきましょう。

トランクルームの活用で狭い物件にする

家の荷物が多い場合、トランクルームを効果的に活用すれば、狭い物件も選択肢になります。

賃貸では、部屋の広さによって賃料が数万円ほど変わり、数ヶ月滞在する場合は10万円以上節約できる場合もあるためです。

必要最低限の荷物のみ仮住まい先に持ち込み、残りは月5,000円〜2万円程度で利用できるトランクルームを借りましょう。

トランクルームの値段によっては、節約した賃料分より高くなってしまうため注意してください。

 

ライズクリエーションでは、リノベーションの物件探しから設計、施工、資金計画までまとめてサポートしています。

詳しくはこちらからごらんください。

〈関連ページ〉ライズクリエーションの3つの強み

 

まとめ

スケルトンリフォームなどの大規模なリフォームでは、仮住まいが必要になるケースがあります。

工期に応じてホテル、ウィークリーマンション、賃貸住宅などから適切に選び、費用が割高にならないように注意しましょう。

なるべく仮住まい費用を抑えたい場合は、敷金・礼金ゼロの物件を選んだり、繁忙期を避けて引越しするなどの工夫が必要です。

仮住まいの選定に関しても、リフォーム会社と相談しながら進めることをおすすめします。

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