間取り変更リフォーム事例ビフォーアフター|費用相場や戸建て・マンションの注意点を解説
家族構成やライフスタイルが変わったとき、中古住宅を購入したときなどは、間取り変更リフォームで暮らしやすい住まいをつくることが多いです。
しかし、間取り変更はお住まいごとに内容が異なるため、いくらぐらい費用がかかるのか分からず不安に感じる方も少なくありません。
また、マンションや戸建てなど、構造によって間取り変更できるのかどうかも分かりにくいですよね。
そこでこの記事では、間取り変更リフォーム事例のビフォーアフターや、工事内容ごとの費用相場などを詳しく解説します。
戸建て・マンションで間取り変更リフォームをする際の注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 戸建て・マンションの間取り変更ビフォーアフターと、実際にかかった費用をご紹介します。
- 間取り変更リフォームの費用相場は広く、工事範囲や設備のグレードなどさまざまな要素で変動します。
- 既存の間取りや設備を活かす、予算をあらかじめ伝えるなど、間取り変更リフォームの費用を抑えるコツもチェックしておきましょう。
Contents
間取り変更リフォーム事例のビフォーアフター&費用
さっそく、マンション一戸建ての間取り変更リフォーム事例事例のビフォーアフターと、かかった費用をチェックしていきましょう。
①戸建て間取り変更リフォーム事例 約1,700万円
工期 | 4ヶ月 |
築年数 | 30年 |
広さ | 90.25㎡ |
費用 | 約1700万円 |
水回りの移動を含めた間取り変更リフォームで、現代的な暮らしやすい住まいに生まれ変わった事例です。

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浴室・洗面・トイレを北側に移動することで、南側のLDKを拡張し、明るく開放感のある間取りに。

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昔ながらの壁付けキッチンも、対面レイアウトに変更することで、家族とコミュニケーションを取りやすいトレンドの間取りになりました。
②マンション間取り変更リフォーム事例 770万円

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費用 | 770万円 |
マンションのLDKを中心に間取り変更をして、モデルハウスのようにおしゃれで暮らしやすい空間にアップデート。

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壁の位置を変更することでLDKが広々とした空間になり、窓からの眺望を楽しめる素敵なお住まいに変身しました。
マンションの間取り変更リフォーム事例はこちらのコラムでも紹介しています。
〈関連コラム〉
【実例で学ぶ】マンションの間取り変更リフォーム┃5つの成功事例と注意ポイント
間取り変更リフォームの種類と費用相場
間取り変更リフォームは一軒ごとに内容が異なるため、費用相場が広く予測が難しいです。
※代表的な間取り変更リフォームの例
- 壁や間仕切りを新設する
- 部屋をつなげて広くする
- 水回りを移動する
- 増築して部屋を増やす
- スケルトンリフォームで間取りをつくり直す
例えば、壁や間仕切りを新設して部屋を増やしたり、2部屋をつなげて広くしたりする簡易的な間取り変更なら、数十万円~で収まる可能性もあります。
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しかし、増築やスケルトンリフォームなどで大幅に間取り変更する場合は、数百万円から一千万円以上の費用がかかるケースも珍しくありません。
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スケルトンリノベーションのおしゃれな施工事例|メリット・デメリットや費用相場も解説
マンションのスケルトンリフォーム費用相場|実際の費用が分かる施工事例も紹介
また、建物の状態や構造、設備や建材のグレードによっても費用は変動するため、間取り変更の相場をチェックしてもあまり意味がありません。
先ほどご紹介した費用事例や相場などを参考にしつつ、正確な金額はリフォーム会社に相談して見積もりを出してもらいましょう。
間取り変更リフォームの費用を抑えるポイント
先ほどご紹介した間取り変更リフォームの費用相場はあくまで目安なので、プラン内容によっては金額が膨らみ予算オーバーする可能性もあります。
間取り変更リフォームの費用を抑えて、予算内で理想のマイホームをつくるためのポイントを押さえておきましょう。
既存の間取りをなるべく活かす
費用をなるべく抑えるなら、なるべく既存の間取りを上手に活かすプランを考えてみましょう。
骨組み以外の部分をすべて解体するスケルトンリフォームだと費用が多めにかかりますが、既存の壁やドアを上手く活かせば費用を抑えられます。
特に階段は材料と工事費が多くかかるため、そのままの位置で上手く活用できるとコストダウンにつながります。
リビングは間取り変更で広くして、ほかの部屋はそのまま活かすなど、予算に合わせてリフォーム範囲を調整してみてください。
水回りの移動距離を抑える
間取り変更に伴ってキッチン・ユニットバス・洗面台・トイレなどの水回りを移動する場合、なるべく移動距離を抑えることでコストダウンできます。
水回りの移動距離が短いと配管の距離を減らせるため、材料費や工事費の削減につながります。
例えば、キッチンなら同じ場所で向きだけ変えれば、移動距離が少ないので費用も抑えることができます。
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あらかじめ予算を伝える
間取り変更リフォームの費用を抑えるために、なるべく早い段階で予算を施工会社に伝えておくのも大切なポイントです。
あらかじめ予算の上限が分かっていれば、その範囲内で実現できる間取り変更プランを考えることができます。
見積もりができてから内容を削る手間がなく、より多くの要望を叶えられる可能性も高くなります。
先ほどご紹介した費用事例や相場なども参考にして、いくらぐらいの費用をかけるのか考えてみましょう。
戸建て間取り変更リフォームで注意すべきこと
戸建て住宅の間取り変更リフォームを検討する際、注意すべきポイントをまとめました。
通し柱や筋交いは移動・撤去できない
木造の戸建て住宅は比較的間取り変更リフォームの自由度が高めですが、建物を支える耐震構造である筋交いや通し柱は基本的に移動や撤去はできません。
スケルトンリフォームなどで建物の構造全体を補強するなら移動できる場合もありますが、基本的には移動できないものと考えておきましょう。
筋交いが入っている耐震壁や通し柱は建物を見ただけだと分かりにくいですが、新築時の建築図面があれば判断できることが多いです。
増築は建ぺい率・容積率に注意
間取り変更と同時に増築もする場合、土地の建ぺい率や容積率が影響するため必ず確認しましょう。
建ぺい率や容積率は、その土地に建てられる建物の大きさの上限を決める数値です。
増築によって建ぺい率や容積率をオーバーしてしまうと、違法建築になり是正勧告や罰金などを受ける可能性があります。
10㎡(約6畳)以下の増築は建築確認申請は不要ですが、建ぺい率や容積率をオーバーして良いわけではないため注意しましょう。
マンション間取り変更リフォームで注意すべきこと
鉄筋コンクリート造のマンションの間取り変更リフォームでは、次のポイントに注意が必要です。
間取り変更できる構造か確認
鉄筋コンクリート造のマンションは、壁式構造・ラーメン構造の2種類に分かれ、壁式構造のマンションは構造的に間取り変更できないケースがあるので注意しましょう。
壁式構造は、鉄筋コンクリートの壁でマンション全体の強度を保つ構造です。
室内の壁も耐震構造の一部となっているため、基本的に撤去や移動ができません。
一方、ラーメン構造は室内の壁が建物の構造に影響せず、石膏ボードなどでつくられていて間取り変更の自由度が高いケースが多いです。
間取り変更リフォーム前提で中古マンションを購入する場合は、ラーメン構造の物件を選ぶようにしましょう。
管理規約も要チェック
構造的に問題ないマンションでも、管理規約によって間取り変更が制限されていることもあるので注意が必要です。
壁の撤去や移動が管理規約で禁止されているマンションもあり、自由に間取り変更できないケースもあります。
また、壁の位置は変更できても、キッチンやユニットバスなどの水回りの移動が禁止されているケースも。
管理規約はマンションごとに異なるため、ご自宅・中古物件どちらの場合も必ず事前に確認しましょう。
水回りの移動は配管方式も影響する
水回り設備の移動を伴う間取り変更リフォームでは、マンションの配管方式も影響するため注意が必要です。
マンションの配管方式は、「床スラブ上配管」「床スラブ貫通」の2種類に分かれます。
床スラブ貫通配管の場合、給排水管が構造に埋め込まれているため、水回りの位置を移動するのが難しくなります。
間取り変更の自由度に大きく影響するため、計画段階で施工会社に配管方式もチェックしてもらいましょう。
採光や通風などの変化に注意
マンションは窓の交換や追加ができないため、間取り変更による採光・通風の変化にも注意が必要です。
例えば、間仕切り壁などで部屋を増やした場合、窓からの自然光や風が入らず、暗くジメジメした空間になってしまうこともあります。
採光や通風は図面では分からず、実際に暮らし始めてから後悔するリスクも考えられます。
部屋の広さや動線だけでなく、窓の位置関係なども考えて採光や通風を確保しましょう。
間取り変更リフォームは実績が豊富な会社に相談しよう
ここまで見てきたように、間取り変更リフォームの計画では、費用や暮らしやすさなどさまざまなポイントに注意が必要です。
失敗や後悔を防ぎ、暮らしやすいマイホームをつくるためには、間取り変更リフォームの施工実績が豊富な会社に相談することが大切です。
たくさんの間取り変更リフォーム・リノベーションを手掛けている会社なら、ご予算やライフスタイル、建物の状況に合わせた適切なアドバイスや提案ができるはず。
私たちライズクリエーションは、茨城県のつくば市・土浦市を中心に間取り変更などのリフォームをお手伝いする専門店です。
これまで多くの間取り変更リフォームをお手伝いした経験を基に、お客様にピッタリなプランをご提案いたします。
マンション・戸建てどちらのリフォームも、ぜひお気軽にご相談ください。