3LDKのマンションリフォーム費用はいくら?相場やコストを抑えるコツを解説【事例付き】
3LDKのマンションをリフォームしたい場合、どこを・どのように改修するのかによって大きく費用が異なります。
そのため、マンションリフォーム費用がいくらになるのか検討がつかず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、3LDKのマンションリフォーム費用についてわかりやすく解説します。
コラムのポイント
・3LDKのマンションリフォームでできることを予算別に解説します。
・実際のマンションリフォーム事例を紹介します。
Contents
3LDKのマンションリフォーム費用|相場は300万円〜
3LDKのマンションリフォーム費用は、300万円〜内容によっては1,000万円以上がかかります。
国土交通省により発表された資料「既存住宅流通・リフォーム市場の現状」における「リフォーム工事の契約金額別 リフォーム工事内容」では、アンケート結果として次の内容が提示されています。
- 300万円〜で行ったマンションリフォームの内容:住宅設備変更や内装の変更
- 500万円〜で行ったマンションリフォームの内容:間取りの変更や段差解消、収納スペースの改善など
つまり、壁紙の取り替えやキッチン、トイレなどの設備改修などであれば、マンションリフォーム費用は500万円以下に抑えられます。
一方、空間を大きく変えるリフォームを行う場合には、より高額となるため注意が必要です。
マンションリフォームの費用に影響する主な要因
マンションリフォーム費用に影響する主な要因には、次の5つがあげられます。
- 施工面積
- 内装デザインと必要な材料
- 物件の階数や地域
- 築年数や物件の状態
- リフォームの範囲と内容
施工面積
施工する面積が広い場合、施工期間や資材量、対象となる設備も増えることから、マンションリフォーム費用は高くなります。
そのため、同じく3LDKのマンションリフォーム費用であっても、施工する面積によって見積もり費用は変わるのが基本です。
内装デザインと必要な材料
どのような内装デザインにするか、そのデザインにするためにはどの材料が必要かといった点も、マンションリフォーム費用を左右します。
例えば壁紙を張り替える場合、一般的な住宅で使用されるスタンダードクロス(量産クロス)ではなく、デザインや質感がともに優れたハイグレードクロス(1000番クロス)を使用するとなると、同じ面積であっても費用は高額です。
物件の階数や地域
高層階のマンションリフォームを行う場合、資材の運搬に多くの人員と時間を要することから、リフォーム費用が高くなることに注意しましょう。
また、都市部と郊外では人件費にも差があり、同じ工事内容でもリノベーション費用が変わることもあります。
築年数と物件の状態
築年数が古いと内装や設備に劣化が多く、改修箇所が増えることから、マンションリフォーム費用が高くなってしまいます。
物件の状態があまり良くない場合は、予想以上に改修費用がかかる場合も少なくありません。
リフォームの範囲と内容
内装リフォームなのか、設備リフォームなのか、あるいはスケルトンリフォームによって全体を改修するのかによって、マンションリフォーム費用は異なります。
もちろん、リフォームの範囲が広ければ広いほど高くなるため、予算に限りがある場合は注意が必要です。
【内容別】3LDKのマンションリフォーム費用
ここからは、3LDKのマンションリフォーム費用について、リフォームの内容別に解説します。
内装リフォームにかかる費用
改修箇所 | 費用相場 |
壁紙(クロス張り替え) | 6〜30万円 |
フローリング | 15〜60万円 |
3LDKのマンションで内装リフォームを行う場合、壁紙やフローリングの張り替え・交換がメインです。
範囲の広さにもよりますが、壁紙は6〜30万円ほどの費用で張り替えられます。
しかし、ハイグレードクロスを使用する場合は、30万円以上かかることもあるため注意しましょう。
また、フローリングの張り替えは15〜60万円ですが、畳の交換であれば6〜12万円ほどに抑えられます。
もしも費用を抑えたい場合には、全面張り替え・交換とするのではなく、部分的な補修とするのがおすすめです。
設備リフォームにかかる費用
改修箇所 | 費用相場 |
キッチン | 40〜80万円 |
浴室 | 50~100万円 |
トイレ | 20〜100万円 |
洗面台 | 20〜50万円 |
キッチンや浴室、トイレ、洗面台などの設備リフォームを行う場合、140〜380万円ほどが費用の目安です。
設備の種類やグレード、規模などによって費用が大きく異なるため注意しましょう。
例えばキッチンのリフォームを行う場合、I型キッチンであれば40〜80万円の間で済むことも多いですが、アイランドキッチンとなると300〜450万円ほどかかります。
オール電化への改修も増えていますが、リフォーム時の費用は100〜200万円ほどが目安です。
間取り変更リフォームにかかる費用
改修箇所 | 費用相場 |
2部屋を1室に | 50〜80万円 |
和室から洋室へ | 50〜200万円 |
3LDKのマンションで間取り変更リフォームを行う場合、壁の撤去や補修によって2LDKへの変更、和室から洋室への変更などが一般的です。
2部屋を広々とした1室へ変更する場合は50〜80万円ほど、和室から洋室へと変更する場合は50〜200万円ほどがかかります。
また、和室から洋室への変更でバリアフリー対応の部屋とする場合、70〜300万円ほどが費用目安です。
マンションによっては、構造上間取り変更が難しい場合や、配線・配管の影響で制限されることもあるため、間取り変更リフォームを検討する場合は事前に管理会社へ相談しましょう。
スケルトンリフォームにかかる費用
改修箇所 | 費用目安 |
マンションの内装・設備全体 | 500〜2,500万円 |
3LDKのマンションの骨組みだけを残し、内装・設備全体をリフォームするのがスケルトンリフォームです。
天井をはじめ、壁や床まで含めてすべて撤去・改修することから、費用目安は500〜2,500万円ほどとなります。
まるで新築のような内装・設備に改修できるので、すでに老朽化が進んでいる場合や、間取りを大幅に変更したい場合におすすめのリフォームです。
【予算別】3LDKマンションのリフォームでできること
ここからは、3LDKのマンションリフォームについて予算別に解説します。次の3通りで紹介するので、実際の予算と照らし合わせながら参考にしてください。
予算30〜100万円のリフォーム内容
3LDKのマンションリフォームにおいて予算が30〜100万円ほどの場合、壁紙やフローリングを改修できます。
30〜100万円ほどの予算でできるリフォームは以下の通りです。
- 全室の壁紙張り替え
- 痛んだフローリングの部分改修
- トイレのリフォーム
- 洗面台のリフォーム
30〜100万円ほどの予算であっても、全室の壁紙を張り替えることができるため、住まいの雰囲気を大きく変えたい場合には効果的です。
また、トイレだけ取り替える場合や、洗面台だけ改修する場合も、100万円以内に収まるとされています。
予算100~300万円のリフォーム内容
100〜300万円ほどで3LDKのマンションをリフォームする場合、住空間を一新できるだけでなく、水回りの設備リフォームもまとめて行えます。
100〜300万円ほどで行えるリフォームの例は以下の通りです。
- 浴室乾燥を導入する
- バスタブや床を汚れにくい素材に変更する
- 自動洗浄付きトイレに変更する
- 除菌・消臭機能のあるトイレに変更する
- トイレや洗面台、キッチンなどに収納を増やす
- ランドリールームを導入する
単に空間がきれいになるだけでなく、掃除しやすくなる、収納が増える、家事を効率化できるなど、実用的なメリットが豊富です。
予算300~400万円のリフォーム内容
3LDKのマンションをリフォームする際、300〜400万円ほどの予算を用意できれば、住空間全体の基本的なリフォームを行えます。
300〜400万円ほどの予算で行えるリフォームは以下の通りです。
- 壁や天井のクロス張り替え(全面)
- フローリングの張り替え(全面)
- キッチンの改修
- 浴室の改修
- トイレの改修
- 洗面所の改修
上記の通り住空間をまとめて一新できるため、本格的にリフォームしたい場合には300〜400万円ほどの予算を用意するのがおすすめです。
しかし、キッチンや浴室のグレードをあげた場合、400万円以上かかることも考えられます。
予算500~800万円のリフォーム内容
3LDKのマンションリフォームで500〜800万円ほどの予算を用意できる場合、水回りの設備のグレードを上げる、間取りを変更するなど、よりこだわりを反映したリフォームが可能です。
具体的には、次にあげるような内容を実施できます。
- 壁を撤去し広々とした2LDKへと変更する
- 和室から洋室へと変更する
- キッチンをアイランドキッチンにする
- 浴室を最新のシステムバスにする
上記に加えて、収納スペースの追加や家事動線の見直しなどを通じ、より暮らしやすい住空間を実現できます。
予算1,500万円以上のリフォーム内容
1,500万円以上の予算を用意できる場合、3LDKマンションのスケルトンリフォームが可能となります。
スケルトンリフォームを行う場合、具体的にできることは以下の通りです。
- 天井・壁・床をすべて撤去し新たに構成する
- ハイグレードな設備を住空間全体に導入する
- 造作家具を設計・設置する
- 採光が良くなるように再設計する
- 配管・配線をすべて変更する
上記の通り、マンションの住空間全体を刷新できるため、新築同様の住まいに変えたい場合は1,500万円ほどの予算を用意しておきましょう。
1,500万円以上の予算があれば、シアタールームや防音室、工夫を凝らしたキッズルームなどの特別な空間を創設できる場合もあります。
【事例解説】マンションリフォームにかかる費用を紹介
ここからは、実際のマンションリフォーム費用について事例写真付きで解説します。
180万円|マンションのトイレ・キッチンのリフォーム
180万円でマンションのキッチンやトイレをリフォームした実例です。
キッチンは収納部分の圧迫感がなくなり、木目調で明るいイメージになっています。
780万円|マンションのフルリフォーム
780万円でマンションのフルリフォームを行った例です。
既存の設備をすべてリフォームし、キッチンもリビング向きへと改修することで、よりコミュニケーションの取りやすい住まいへと変わっています。
1,000万円|マンションのフルリフォーム
1,000万円でマンションをフルリフォームした事例です。
2部屋を1部屋に変更することで広々とした空間を確保し、キッチンの開放感も魅力となっています。
3LDKのマンションリフォーム費用は内容で大きく異なる
3LDKのマンションリフォーム費用は、どのような改修内容なのかによって大きく異なります。
そのため、現状課題やリフォームする目的、リフォーム後の具体的なイメージを整理し、どこをどう改修すればいいのか適切に判断しましょう。
無駄なコストを出さないためには、マンションリフォームで実績豊富な業者に依頼することも重要です。
実績に裏付けられた提案力で、どのようなリフォームが最適か判断してもらえます。
3LDKのマンションリフォーム費用でお悩みなら、まずは信頼できる業者選びから始めてみましょう。
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