中古戸建てリノベーションの後悔を防ぐコツ!費用相場・物件選びのポイント

中古戸建てリノベーション事例

新築より費用を抑えて、おしゃれで暮らしやすいマイホームが手に入るリノベーションが人気です。特に中古戸建てはデザインや間取りの自由度が高く、理想のマイホームに住める可能性が高いのが魅力。

ただし、中古戸建ては建物の状態や購入価格などに注意が必要で、物件選びやリノベーションプランの失敗によって後悔するリスクも考えられます。

そこで今回は、中古戸建てリノベーションの後悔につながる原因と、対策をセットでわかりやすく解説します。

リノベーションの費用相場、中古物件選びのポイントを詳しく掘り下げますので、ぜひマイホーム計画の参考にしてください。

 

このコラムのポイント
  • 中古戸建てリノベーションの費用相場は700~1,700万円、耐震補強や性能向上も含めると2,000~2,500万円が目安です。
  • 中古戸建て物件選びのポイントを、外装・状態・構造など一つずつ覚えておきましょう。

 

中古戸建てリノベーションで後悔する人がいるのはなぜ?

中古戸建てリノベーション前の状態

リーズナブルに理想のマイホームを入手できるリノベーションは魅力的な選択肢ですが、中古住宅がベースになるので心配な点も多いですよね。インターネットやSNSなどで検索すると、リノベーションで後悔したという意見があるのも事実です。

中古戸建てリノベーションには、予算配分、物件選びなど、新築とは異なる注意点があります。例えば、状態の悪い中古物件を選んでしまうと、リノベーション以外の修繕費用がかかって予算オーバーしてしまうケースも。

しかし、事前に中古戸建てリノベーションのデメリットや注意点を知っていれば、回避するのは難しくありません。リノベーションのメリットだけでなく、デメリットもしっかり把握して対策していきましょう。

 

中古戸建てリノベーションの後悔原因

中古戸建てリノベーションの工事風景

中古戸建てリノベーションの失敗や後悔の原因となるのは、主に次の3つが挙げられます。

 

原因① リノベーションの費用相場を把握していない

中古戸建てリノベーションの見積書

リノベーションにどれくらいの費用がかかるのか把握していないと、予算オーバーで不満や後悔の残るマイホームになってしまう可能性があります。

費用相場を把握しないまま中古住宅を選ぶと、リノベーションの段階でお金が足りなくなる可能性があります。また、予想よりリノベーション費用が多めにかかった場合、見積もりを削ることになり不満や後悔が残るケースも。

リノベーションは建物の広さや状態、プラン内容で費用が変動するため、予測が難しいのです。費用相場については、次の章で詳しく掘り下げます。

 

原因② リノベーション向きでない物件を選んでしまう

中古住宅は一軒ごとに間取り・構造・状態が異なるため、物件によってリノベーションの向き・不向きがあります。リノベーション向きでない中古物件を選んでしまうと、予算やプラン面の制限が大きくなり、後悔が残る可能性があるかもしれません。

例えば、耐震性が低い中古戸建ては、耐震補強工事のための費用が別途発生します。外壁屋根塗装などのメンテナンスを怠っている家も、余計な修繕費用がかかる可能性が高いです。リノベーションにかけられる費用が減ってしまうため、満足度の低いマイホームになる可能性があるのです。

物件選びによる失敗・後悔を防ぐポイントも、記事の後半で詳しく解説します。

 

原因③ 理想の間取りやデザインをつくれない

戸建て住宅は比較的リノベーションプランの自由度が高いですが、中古物件によっては理想の間取り・デザインを実現できず後悔するケースも。

戸建て住宅で多い木造軸組工法を例に挙げると、「筋交い」「通し柱」といった重要な構造は、撤去や移動ができないことがあります。ツーバイフォー工法・プレハブ工法など、間取り変更の自由度が低い構造も。

よく考えずに中古住宅を選ぶと、リノベーションプランづくりの段階で理想の間取りをつくれず後悔する可能性があるのです。このパターンの対策も、後半でしっかり解説します。

 

中古戸建てリノベーションの費用相場

中古戸建てリノベーション事例のキッチン

リノベーションの後悔を防ぐために、まずは一般的な費用相場をチェックしておきましょう。

 

リフォーム内容 費用相場
洗面化粧台の交換 20~50万円
タンクレストイレへの交換 30~50万円
システムキッチンの交換 75~200万円
システムバスの交換 60~150万円
ガス給湯器の交換 20~50万円
ダイニングの改修 100~200万円
リビングの改修 200~400万円
壁クロスの貼り替え 6~30万円×部屋数
畳⇒フローリングに 15~60万円
雨どいの交換 5~40万円
サイディングの上張り 80~200万円
瓦屋根の交換 70~120万円
玄関の改修 20~150万円
合計 701~1,700万円

参照元:国土交通省 リフォームの内容と価格について

中古戸建て物件をフルリノベーションする場合、ベースとなる工事内容と費用相場は上記のようになります。内装・水回り・外装を新築同様に一新すると、700~1,700万円が相場になるということです。費用に幅があるのは、前述したように建物の状態によって変動するためです。リノベーション向きの中古戸建てを選べば、費用を抑えられる可能性があります。

また、築年数が古い中古戸建ての場合、耐震補強や断熱改修などの性能向上リノベーションも必要になり、もう少し費用がかかります。性能向上も視野に入れると、建物の状態や求める仕上がりによって変わりますが、2,000~2,500万円かかるケースが多いでしょう。

戸建てリノベーションの費用相場についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。

〈関連コラム〉

築50年の戸建てはリフォームか建て替えか?費用比較や何年住めるか解説

 

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リノベーションに向いている中古戸建て物件選びのポイント

リノベーション向きの中古戸建てを選んで費用を抑えるために、次のポイントを1つずつチェックしてみてください。

 

外装の状態

リノベーション向きの中古住宅外観

外壁・屋根の状態は、リノベーションの内容と費用に大きく影響するポイントです。

塗装や貼り替えなどのメンテナンスが行き届いている中古戸建てなら、リノベーションで余計な費用をかけずに済む可能性が高いでしょう。屋根材や外壁材が痛んでいたり寿命を迎えたりしている家は、数百万円の貼り替え費用がかかるケースも。

外装のメンテナンス履歴と状態、あとどれくらい使えるのかしっかりチェックしてみましょう。

 

雨漏りやシロアリ被害の有無

天井裏や床下に隠れている、雨漏りやシロアリ被害の有無も中古戸建て選びの重要チェックポイント。

雨漏りが続くと柱や梁が腐食し、耐震性が大きく低下してしまいます。補修のために百万円単位の費用がかかるケースも多いです。シロアリ被害のある家は土台がボロボロになってしまい、やはり補修と消毒の費用が発生します。

目に見えない部分なので、必要に応じてホームインスペクションなどを活用してトラブルの有無を明らかにしましょう。

 

耐震基準

中古戸建ての耐震基準

1981年に大きく改正されている耐震基準も、リノベーション前提の中古戸建て選びチェックポイントの1つです。

1981年以前に建築確認申請を受けている家は、旧耐震基準で建てられている可能性が高いです。現行の新耐震基準に適合させるためには、耐震補強工事が必要になり百万円単位の費用がかかります。

築年数をチェックして旧耐震基準の可能性がある中古戸建ては、耐震診断などを活用してみるのがおすすめです。

 

構造と間取り変更の可否

中古戸建ての間取り変更リノベーション

どのような構造で建てられているか?間取り変更できるか?という点も、中古住宅を契約する前に必ず確認しましょう。

 

※戸建て住宅の代表的な構造

  • 木造軸組工法
  • ツーバイフォー工法
  • プレハブ工法
  • 鉄骨工法

 

戸建て住宅の多くは木造軸組工法で建てられていて、比較的間取り変更の自由度は高いです。しかし、ツーバイフォー工法、鉄骨工法などのケースもあり、間取り変更や窓の位置などに制限が出ることも。

リノベーションで間取り変更する可能性があるなら、必ず構造をチェックして中古住宅を選びましょう。

 

日当たりや騒音

土地の日当たりや周囲の騒音と言った環境面も、リノベーション向きの物件を選ぶ重要なポイントです。

日当たりや騒音を間取り・設備の工夫で解決することも可能ですが、その分多くの費用がかかってしまいます。環境の良い中古戸建ては無駄な工事や費用を抑えられるので、リノベーション向きというわけです。

 

建築制限

土地の建築制限が少ないことも、リノベーション向きの中古戸建ての条件の1つです。

例えば、防火地域・準防火地域の戸建て住宅は、外壁や屋根、窓に使える建材の制限があり費用も多めにかかる可能性があります。条例や風致地域などの制限で、外観デザインが制限されるケースも。建ぺい率や容積率が少ないと、増築ができないこともあります。

リノベーション向きの中古戸建て物件選びのポイントは、こちらのコラムでも解説しています。

〈関連コラム〉

築40年中古住宅の後悔を防ぐ⇒リノベーション前提で選ぼう!

 

中古戸建てリノベーションの後悔を防ぐコツ

中古戸建てリノベーション事例外観

ここまでご紹介してきたように、リノベーション向きの中古戸建てを選んで後悔を防ぐためのポイントや注意点はたくさんあります。ちょっと自信がないな…と感じた方は、次の2つのポイントだけ抑えて取り組んでみてください。

 

  • ①建物とリノベーションをセットで考える
  • ②建築知識のある担当者と物件を探す

 

中古戸建てを選んでからリノベーションプランを考えると、予算や間取りの失敗で後悔する可能性があります。しかし、建物+リノベーションをセットで考えれば対策可能です。

また、建築知識のある担当者と一緒に中古住宅を探せば、リノベーション向きの物件を見極めやすくなります。

この2点をクリアするには、中古住宅探しに対応している「ワンストップリノベーション」の会社に相談するのがおすすめです。

ワンストップリノベーションの詳細はこちらで解説しています。

『ワンストップリノベーション』って何?

 

茨城県の中古戸建てリノベーションは「ライズクリエーション」へ

ライズクリエーションのリフォームスタッフ

私たちライズクリエーションは、茨城県を中心に中古住宅選びから住まいづくりをワンストップでお手伝いするリノベーション会社です。

建築+不動産両方の専門スタッフが、理想の住まいづくりをトータルサポートいたします。

リノベーションの実績も多数ございますので、おしゃれで暮らしやすいプランづくりもお任せください。

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株式会社ライズクリエーション ライズクリエーション編集部

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