中古戸建てのリノベーションで後悔する理由10選|失敗しないための対策とは

中古戸建てのリノベーションであれば、初期費用を抑えながらも、新築のようにきれいな仕上がりを期待できます。
しかし、なかには「中古戸建てのリノベーションで後悔した」という声も見られるため、事前に十分な対策が必要です。
そこで本記事では、中古戸建てのリノベーションで後悔する理由10選と、後悔しないための対策について詳しく解説していきます。
・物件選びから伴走してくれる会社に相談し、ホームインスペクションなども行った上でリノベーションすると安心です。
・後悔するリスクを抑えるためにも、戸建てリノベーションの実績が豊富な会社に依頼しましょう。
中古戸建てのリノベーションで後悔する理由10選

中古戸建てを購入してリノベーションした際に、後悔してしまうケースもゼロではありません。
ここでは、後悔する理由としてよくあるパターン10選を紹介します。
基礎や構造部分がボロボロだった
中古戸建てを購入してリノベーションする場合、見た目ではわからない箇所が劣化している恐れがあります。
外観や内装に大きな問題が見られなくても、基礎部分がシロアリ被害によってボロボロになっていたり、雨漏りで梁が腐食しているなど、基礎や構造部分に問題があるケースは少なくありません。
この場合、せっかくきれいにリノベーションしても、入居してから大きなトラブルにつながるため注意が必要です。
住宅性能が低かった
築年数の古い住宅では、断熱性・気密性が低く、「冷暖房がなかなか効かない」「夏は暑すぎて、冬の寒さも厳しい」と悩むケースがめずらしくありません。
また、1981年以前に建てられた家の場合、耐震性能が不足しており、安全性を損なっている恐れもあります。
住宅性能を上げるためには、断熱リフォームや耐震リフォームを行う必要がありますが、コストや工期へ与える影響は大きくなります。
こちらの記事では、築30年の家をリフォーム・リノベーションするケースについて解説しています。
>築30年の中古住宅をリフォームして何年住めるか?木造戸建て・マンションどっちが長く住める?
築40年、50年の家のリノベーションについては、こちらの記事も参考になさってください。
>築40年の家は何年住める?リフォーム・建て替えどちらがおすすめか比較解説
>築50年の戸建てはリフォームか建て替えか?費用比較や何年住めるか解説
間取りが希望通りにならなかった
中古戸建てを購入してフルリノベーションする場合も、柱や耐力壁などが制約となり、希望通りに間取りを変えられない恐れがあります。
例えば、壁で建物を支える2×4(ツーバイフォー)工法の家の場合、壁を取り壊せないため間取りの自由度は高くありません。
戸建てであっても配管や配線のルート変更が難しく、理想の空間にならないケースも見られるため注意が必要です。
収納が足りなかった
中古戸建てをリノベーションしてから、収納が足りなかったと後悔するケースもめずらしくありません。
「せっかくリノベーションするからには、おしゃれな空間に仕上げたい」とデザインばかりにこだわってしまうと、収納が足りずに物が溢れ、かえって生活感が出てしまいます。
収納が足りないことで物を整理できず、使いたい時に見つかりづらいため、ストレスが溜まりやすくなるのも懸念点です。
想定以上に工期が長かった
中古戸建てをリノベーションする場合、解体後にトラブルが発覚することで、当初の想定より工期が伸びる恐れがあります。
構造部分の腐食や配管の劣化などの問題が、後から発覚するケースはめずらしくありません。
補修工事によって想定していたより工期が伸びてしまうと、仮住まい期間が延長して費用が増えたり、引越しのスケジュールを再調整する必要があるなど、さまざまなトラブルにつながります。
設備が古くすぐにトラブルが起こった
配管や配線などをそのまま活用してしまうと、入居してすぐにトラブルが起こるケースもあります。
とくに築30年以上の戸建ての場合、配管や配線が劣化している可能性が高いです。
外観や内装をきれいにするだけで設備面を一新しないと、水漏れや電気トラブルにつながってしまう恐れがあります。
リノベーション費用が高すぎた
中古の戸建てをリノベーションする場合、次のような理由で費用が予想以上に高くなる場合があります。
- 想定外の補修工事が多かった
- デザインにこだわりすぎた
- 仕様変更・追加要望により再施工になった
- 仮住まいや登記、諸手続きなどに発生する工事外の費用を計上していなかった
築年数の古い戸建てをリノベーションするとなると、補修工事だけで多くの費用がかかるケースがあるため注意が必要です。
補助金などの要件を満たせなかった
補助金を申請しようと思っていても、リノベーション後の住宅が募集要件を満たしておらず、後悔するケースも見られます。
リノベーション関連の補助金は、単なる改修工事では対象とならないケースが多く、住宅性能に関して細かな条件が定められているため、施工業者との確認が欠かせません。
また、予算に達し次第締切となる制度も多いので、スケジュールを把握した上でなるべく早く手続きすることをおすすめします。
住んでみたら暮らしにくい立地だった
理想通りにリノベーションできても、実際に暮らしてみるとさまざまな問題があり、後悔するケースも多く見られます。
- 思っていたよりも日当たりが悪い
- 周囲の騒音が気になる
- スーパーや病院などまでが遠い
- 通勤・通学の利便性が悪い
上記のような問題がある場合、内装をどれほどきれいにリノベーションしても、不便を感じてしまいます。
近隣住民とのトラブルが生じた
中古戸建てをリノベーションして入居する際に、近隣住民とのトラブルが生じるケースもあります。
例えば、工事中の騒音や車両の出入りが要因となり、周囲に悪い印象を与えてしまう場合は少なくありません。
工事を進める前には近隣住民にあいさつし、第一印象が悪くならないように注意しましょう。
中古の戸建てリノベーションで後悔しないための対策

中古の戸建てリノベーションで後悔しないためには、次の5つの対策をとりましょう。
ホームインスペクションを実施する
中古戸建てを購入してリノベーションする前に、ホームインスペクションを行なって家の劣化状況を把握しましょう。
中古の戸建てと一口に言っても、物件ごとに劣化状況は大きく異なり、場合によっては予想外の修繕費がかかります。
そのため、リノベーション費用をできる限り抑えるためにも、第三者による客観的な診断は欠かせません。
ホームインスペクションを実施し、基礎や床下、屋根裏などの劣化状況、雨漏りの有無などを確認しましょう。
物件選びから一気通貫で相談できる業者に相談する
中古の戸建てを購入してリノベーションする場合、物件選びが重要なポイントとなります。
そのため、設計・施工だけでなく、物件選びからワンストップでサポートしてくれる業者を選ぶと安心です。
リノベーションに向いている物件を選ぶ段階から、二人三脚で進められる施工業者を選びましょう。
資金計画や補助金申請にも強い業者に依頼する
リノベーションで後悔しないためには、お金に関するサポートも可能な業者に相談し、無理のない資金計画を叶えましょう。
中古戸建てのリノベーションでは、物件取得費や工事費、その他諸費用を総合的に管理する必要があります。
リフォームローンを活用したり、国や自治体の補助金を活用するケースも少なくありません。
そのため、資金計画から伴走できる業者に依頼し、「予算オーバーになってしまった」「補助金の申請が通らなかった」と後悔するリスクを軽減しましょう。
立地・近隣の実態を調査しトラブルリスクを確認する
中古の戸建てリノベーションでは、リノベーションのクオリティだけでなく、立地や近隣との関係性なども満足度に影響します。
そのため、家の状態だけでなく日当たりや騒音、治安、交通の利便性について、入念に確認しておきましょう。
可能であれば、自治会や管理組合などの雰囲気までチェックしておくと、入居してからトラブルが起こるリスクを抑えられます。
工期は追加補修を前提に設定する
中古の戸建てをリノベーションする場合、工事中に基礎の劣化が見つかったり、シロアリによる食害が発見されることも多いです。
そのため、スケジュールを考える際には、追加の補修工事が発生することを前提とし、一定の余裕を持たせておくことをおすすめします。
追加補修を考慮せずに工期を設定してしまうと、コストやスケジュールに無理が生じ、「想定していたよりお金がかかった」「スケジュールの再調整に手間を取られた」といった後悔につながりかねません。
古民家のリノベーションを検討している方は、こちらの記事もごらんください。
>古民家リノベーションで後悔しやすいポイント|失敗を防ぐ対策やコスト抑えるコツも解説
まとめ

中古戸建てのリノベーションで理想の住まいを実現するには、物件選びから慎重に行う必要があります。
物件選びから一気通貫でサポートしてくれる業者に依頼し、不安な点を解消した上でリノベーションを行うことで、後悔するリスクを抑えましょう。
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