リビングリフォームでできることは?かかる費用や注意点まとめ
老朽化が気になってきたリビング。『そろそろ綺麗にリフォームしたい!』『今よりももっと使い勝手の良い間取りにしたい!』とは思うものの、具体的にどんなリフォームができるかわからないとついつい後回しにしてしまいますよね。家族が集まり長時間を過ごすリビングを快適な空間にしておくことで、満足度の高い生活を送ることができます。
そこで今回は、リビングリフォームでどんな工事ができるのか、かかる費用や期間、注意点をまとめました。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・フローリングや壁紙の張り替え、床暖房の設置、収納の増設などリビングリフォームには様々な種類があります。
・みんなが集まりたくなるような、ゆったりとくつろぎたくなるようなリビングにするためには、家族の希望をしっかりと形にすることが大切です。リビングがより心地よい空間になるように、しっかりと打ち合わせを重ねてリフォーム計画を立てていきましょう。
リビングリフォームでできる工事内容は?
『リビングのリフォーム』といっても、壁紙や床板の張り替えから壁を撤去する間取り変更まで、様々な種類があります。どんな工事ができるのか、まずはチェックしてみましょう。
フローリングや壁紙の張り替え
築10年を超えてくると、傷や汚れといった老朽化が段々と気になってきます。そのままにしておくと住まい全体の老朽化につながるだけでなく、住む人のメンタルにも影響を及ぼします。
古くなったものを一度剥がして新しいものに張り替えるだけで、リビングの雰囲気は一新されます。気分転換にもなるため、適時取り掛かるのがおすすめです。
かかる費用
どのような素材を使うのかによって費用は異なります。
フローリングの張り替え
・複合フローリングを使用… 1㎡あたり約1,000〜2,000円
・無垢フローリングを使用… 1㎡あたり約12,000〜30,000円
壁紙の張り替え
・ビニールクロスを使用… 1㎡あたり約6,000〜20,000円
・漆喰や珪藻土を使用… 1㎡あたり約3,000〜8,000円
床暖房の設置
冬の寒さ対策に欠かせない床暖房。リフォームを機に新しく設置される方も少なくありません。足元から家全体を温めることができるため、冬の暮らしを快適にするだけでなくヒートショック予防にもなります。床暖房を設置する場合、壁や天井の断熱工事をすることでさらに家全体を暖めることができるため、検討してみることをおすすめします。
かかる費用
床暖房の種類や工事範囲、床に貼り付けるのか全面を貼り付けるのかによって費用は異なります。温水式の場合、専用の給湯器やヒートポンプの設置が必要になるため電気ヒーター式よりも高額になります。
電気ヒーター式
6畳あたり 約30〜60万円
8畳あたり 約33〜75万円
10畳あたり 約35〜90万円
温水式
6畳あたり 約35〜65万円
8畳あたり 約40〜95万円
10畳あたり 約50〜100万円
収納スペースを増やす
リビングの収納スペースを増やすリフォームをすることで、段々と増え続け頭を悩ませていた荷物をスッキリと収納することができます。家具を置くのではなく壁面や床下を活用するため、収納を目立たせることなく開放感のある空間をキープできるのが魅力です。
かかる費用
リフォームによってスキップフロアを新設する場合、固定資産税が上がる可能性があるため事前に確認しておきましょう。
・壁面収納の設置… 約30〜60万円
・スキップフロアをつくり下部を収納に変更… 1㎡あたり約12,000〜17,000円
参考記事:間取り変更リフォームの費用相場|理想の住まいに変えるポイントと注意点
壁を撤去しリビングとキッチンをつなげる
圧迫感や不便さを感じていたリビングとキッチンの間にある壁を撤去することで、開放感がある広々としたリビングにすることができます。室内の暗さに悩んでいた場合、窓を新設せずに明るさ改善にもなります。
耐震性や構造の問題で撤去できない壁だったり、築年数が経っており別途補強工事が必要になったりすることもあるため、事前に確認しておきましょう。
かかる費用
撤去する壁の面積や、別途補強工事が必要かどうかによって費用は変わります。
・壁を撤去… 約50〜100万円
参考記事:おしゃれなキッチンのリフォーム実例3選 |費用相場やかかる期間をチェック!
壁を撤去し和室とリビングをつなげる
あったほうがいいだろうということで、リビング横につくった和室。ライフスタイルが変わり、最近では全く使わなくなったためリビングと一体化させるためのリフォームをする家庭が増えています。リビングが広くなり、使わない部屋も無くなるため満足度の高いリフォームです。押し入れも、リビングにつなげたりクローゼットに変更したりできるため、ガラリと雰囲気を変えることができます。
かかる費用
欄間や長押、床の間などどこまでの範囲をリフォームするのかによって、費用は変わります。
・畳をフローリングに変更… 約10〜40万円
・天井、壁を洋室に変更… 約10〜20万円
・押し入れをクローゼットやウォークインクローゼットに変更… 約10〜50万円
参考記事:和室リノベーション|使いやすくもっとおしゃれにする方法
リビングリフォームの注意点
家族が集まり長時間過ごす場所だからこそ、リフォーム後の後悔は避けたいもの。より快適で居心地の良い空間にリフォームできるよう、以下の注意点をおさえておきましょう。
注意点① 完成後の暮らしをしっかりとイメージしておく
よかれと思って進めたリフォームも、自分たちが理想とする暮らしにフィットした間取りやデザインでなければ一気に満足度が下がってしまいます。どんな暮らしをしたいのかについて、事前に話し合った上でリフォーム計画を進めていきましょう。
注意点② 空間にあった色や素材を選ぶ
リビングの全面リフォームではなく部分的にリフォームを進めていく場合、現在使用している色や素材と統一感のあるものを選ぶようにしましょう。色や素材のバランスが悪いと、空間全体がチグハグな印象になってしまいます。リフォーム内容に合わせて、空間全体のコーディネートも提案してくれる会社を選ぶようにしましょう。
注意点③ 予算を検討しておく
リフォームプランを計画していると、素材やデザイン、間取りなどついついこだわりたくなってしまうもの。うっかり予算オーバーしてしまいリフォーム後の家計が圧迫されてしまうと、苦い思い出になってしまいます。費用はいくらまでならかけられるのかを事前に検討し、要件をみたせるようであれば補助金を利用して資金計画を立てていきましょう。
注意点④ 事前の打ち合わせをしっかりと!
リビングのリフォームで多い後悔が、『イメージと現実とのギャップ』です。自分たちがつくりあげたいイメージを言葉や雰囲気で伝えるのは意外と難しいもの。カタログを見たり実物を確認しながら細かい部分を決めていくのはもちろん、自分たちの意思を打ち合わせ時に丁寧に伝えていきましょう。リフォーム後の完成イメージを、どれだけ担当者とと共有できるかによって満足度が変わります。
▶︎【リノベーション】多い失敗事例と対策7選 |戸建て住宅編
リビングリフォームの事例
ライズクリエーションが手がけたリビングリフォームの事例をご紹介します。
カフェ風の雰囲気の漂う住まい【リノベーションマンション】
after
リフォームでイメージ一新。別れていたキッチンとリビングを繋げてブラウンで統一し、ナチュラルで温かみのあるリビングに生まれ変わりました。
Before
内装だけでなく家具にもこだわり、快適な時間を過ごすことができそうですね。
アイランドキッチンが印象的な大きなリビングのある住まい【リノベーションマンション】
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圧倒的な存在感がありながらも、圧迫感のないアイランドキッチンを設置したこちらのリビング。
1日のほとんどを過ごしても飽きないような、くつろぎ空間になりました。アイアンや木材をうまく組み合わせていることで、ナチュラルな雰囲気とスタイリッシュさが共存しています。
リビングリフォームで暮らしの満足度アップ!
みんなが集まりたくなるような、ゆったりとくつろぎたくなるようなリビングにするためには、家族の希望をしっかりと形にすることが大切です。リビングがより心地よい空間になるように、リフォーム計画を立てていきましょう。
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